サケとペンギンとASC


こんにちは。水産担当の新井です。
突然ですが「お弁当に入っている魚」といえば、何を思い浮かべますか?

最近はさまざまな魚や加工品が多く出ていますが、おにぎりの具にもなる「サケ」を挙げる方は、多いのではないかと思います。

実際、日本はサケの一大消費国。大量に輸入もしています。

私たちが今、南米のチリで取り組んでいる海洋保全活動にも、このサケが関わっています。

マゼランペンギン

チリ沿岸は、世界屈指の漁場であり、マゼランペンギンをはじめ多くの海鳥や、オットセイなどの大型の海獣類が息づく豊かな海。

ですが、漁業資源の乱獲や、養殖業が盛んになったことで、汚染や開発、野生生物が誤って網にかかる混獲の問題が起きるようになりました。

スーパーで見かける「チリ産」のサケ(サーモン)も、この海で養殖されているもの。

サケの養殖場

そこで、WWFでは地域の人たちや現地の企業と協力しながら、自然と社会に配慮した養殖水産物を認証する「ASC(水産養殖管理協議会)認証」を、サケの養殖で取得する取り組みを行なってきました。

この認証を受けた水産物には、ASCのロゴマークが付けられ、店頭で消費者にも一目で分かる仕組みです。

つまり、このマークの付いた魚を選べば、ペンギンたちの生きる海と、地域の暮らしを守ることに、誰もが貢献できる、というわけ!

このASCマークが、8月末まで各地で、大手スーパーマーケットのTVコマーシャルに登場しています。

紹介されているASC認証製品は、ノルウェー産の大西洋サケ(アトランティックサーモン)ですが、早くチリ産のASC認証サケも日本で販売されるよう取り組みを進めていきます。

海を守る「ASC認証」について、この機会にぜひ、お友だちなどに広めていただければと思います!

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C&M室 メディアグループ所属
新井 秀子

WWFの活動情報を主に報道関係者向けに発信しています。

地球環境問題に取組む研究者になろうと決意して、民間企業を辞めて大学院に。在学中に霞ヶ浦流域河川の市民調査に携わり、市民活動の意義を体得。水質調査に行ったフィリピンで褐色の山々に衝撃を受け、何とかしたいと、研究者の道よりWWFを選択。あきらめずに一歩ずつ進んでいます。

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