「EARTH HOUR 2022(アースアワー)」開催報告

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2022年3月26日、WWFが主催する世界最大規模の環境アクション『EARTH HOUR(アースアワー)』が実施されました。現地時間の20時30分から1時間を消灯することで「地球温暖化を止めたい」「地球環境を守りたい」という意思表示をするイベントです。2022年は、世界192の国と地域が参加。日本では7,836の施設がEARTH HOURに参加しました。
目次

世界192の国と地域が参加

毎年3月下旬に、世界中の人々が、現地時間の20時30分から21時30分までの消灯アクションを通じて「地球環境を守りたい」「地球温暖化を止めたい」という想いを示すイベント『EARTH HOUR(アースアワー)』。
2007年にオーストラリアで始まり、年々規模は拡大。今年も昨年に引き続き、192の国と地域が参加しました。

世界のアースアワーの様子

© Esteban Vega La Rotta / WWF-Colombia

コロンビアで実施されたキャンドルイベント

© Earth Hour-Maldives / Scouts

モルジブでのイベントの様子

© Henrique Casinhas / WWF-Portugal

ポルトガルで行われたランニング&ウォーキングのイベント

© Earth Hour-Oman / ESO

オマーンでは、ゼロウェイスト(ごみゼロ)・ピクニックとサンセットヨガを実施

© WWF-Zimbabwe

ジンバブエでは子どもたちが街をパレード

© Ernest Sumelong / WWF-Cameroon

カメルーンの小学校では植樹が行なわれました

消灯リレーが世界をつなぐ

国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏、英国のチャールズ皇太子、カナダのジャスティン・トルドー首相、中国のスーパーモデル リウ・ウェン氏、オランダの宇宙飛行士アンドレ・カイパース氏、国際的ミュージシャンで環境キャンペーンを行なうエリー・ゴールディング氏など、多くの影響力のあるリーダーやセレブがEARTH HOUR 2022を支持。

消灯リレーには、東京スカイツリー®、東京タワー、オペラハウス(シドニー)、フェニックスセンター(北京)、台北101、ペトロナスタワー(クアラルンプール)、インド門(ムンバイ)、コロッセオ(ローマ)、エッフェル塔(パリ)、コルコバードのキリスト像(リオデジャネイロ)、エンパイアステートビル(ニューヨーク)などのランドマークが参加しました。

©WWF Japan

東京タワー

©T. Uehara

原爆ドーム

© Emanuele Quartarone /WWF-Italy

コロッセオ(ローマ)

© O'right /Earth Hour-Taiwan

台北101(台湾)

©WWF-Australia / Quentin Jones

シドニーハーバー(オーストラリア)

© Amanda Stevens /WWF-US

エンパイアステートビル(アメリカ)

生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)に向けて

WWFインターナショナル事務局長のマルコ・ランベルティーニは、次のように呼びかけています。

「今年のEARTH HOURは、より持続可能で公正かつ平和な未来に対する人々の支持がかつてないほど高まっている時に開催されました。世界最大級の草の根の環境アクションであるEARTH HOURを通して、私たちは自然と調和し、ともに繁栄できるより豊かな未来のために活動を続けています。私たちは、このEARTH HOURが、市民ひとりひとりや組織が未来を形作るための前向きな一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています」。

国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏や、欧州議会議長のロベルタ・メッツォーラ氏などの政治家は、人々と地球の両方を守るために未来に焦点を当てた取り組みを行なうよう、呼びかけました。

2022年中に中国で開催される生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)に向け、その補助機関会合として2022年3月にジュネーブで開催された国際会議の場でも、生物多様性条約事務局長のエリザベス・マルマ・ムレマ氏からEARTH HOURが紹介され、WWFインターナショナル事務局長のマルコ・ランベルティーニのビデオメッセージが上映されました。

国内で過去最多、7,836カ所が参加

日本では、国内で過去最多となる7,836カ所の施設やモニュメント、企業が参加。昨年の2,259カ所から5,577カ所の大幅な増加となりました。

東京スカイツリー®、東京タワー、広島城、横浜みなとみらい地区、北海道の五稜郭タワー、大分の別府タワーをはじめ、オフィスや店舗などが多数、消灯に参加しました。

©開世通商株式会社

別府タワー(大分県)

©WWF Japan

東京駅

また、例年積極的にEARTH HOURに参加している横浜市では、「EARTH HOUR 2022 in Yokohama」と題し、みなとみらい21地区を中心に、市内の多くの施設等が消灯に参加しました。さらに横浜市庁舎では3月19日~26日に「アースアワー展示」を開催し、アースアワーのオリジナル動画を放映。SDGsをイメージしたコスチュームを着たハローキティと写真が撮れるフォトスポットも設置しました。

2018年からEARTH HOUR関連のイベントを開催してきた広島市でも、EARTH HOUR当日にイベント「EARTH HOUR 2022 ひろしま "Earth & Peace”」を実施。平和記念公園では、20時30分の原爆ドームの消灯に合わせて、子供たちの絵と祈りの楽器シターの音色と共に静かにEarth & Peaceを考えました。

©T. Uehara

#変身しよう地球人 SNSでの訴求にチャレンジ

EARTH HOUR 2022のWWFジャパンのキャンペーンとして、株式会社たき工房、RABBIT inc.のご協力のもと、Instagram のARフィルターを作成しました。
ARフィルターとはInstagramで使用できる「エフェクト(効果)」のことで、写真や動画に加工ができる技術です。
地球のテクスチャーや、地球模様のパンダをユーザー自身の顔にかぶせることができます。このエフェクトは、使う人の表情によって変化します。

真顔→少し暗い残念な地球や、寂しそうな地球パンダ
笑顔→緑あふれるイキイキした地球、キラキラした笑顔のパンダ

EARTH HOUR をキッカケに、地球環境の課題を「自分事」として考え、環境保全のために行動する真の地球人に変身しよう、という想いのつまったこのエフェクトは、3,000人以上の方々にご利用いただきました。

オンラインイベントを実施

WWFジャパンでは、3月26日のEARTH HOUR当日に先がけて、サステナブル・ビジネス・マガジンのオルタナと共催で3月24日にオンラインイベント「EARTH HOUR Weekに学ぶ気候変動と生物多様性」を実施。環境経営に取り組むキリン、パナソニック、デル・テクノロジーズの担当者をゲストに招き、気候変動や生物多様性への取り組みについてお話をいただくと同時に、WWFジャパンからも、2050年のカーボンニュートラル、2030年のネイチャー・ポジティブを目指して、気候変動や生物多様性のトレンドについてお話をさせていただきました。

また、3月26 日のEARTH HOUR当日20時からは、東京・港区のWWFジャパンオフィスでInstagram Liveを実施。WWF顧問/ラジオDJ・モデルの前田智子さんをナビゲーターに迎え、WWFジャパン・東梅貞義事務局長と共にEARTH HOURについてトークを繰り広げながら、20時30分の東京タワーの消灯をライブ中継しました。
このInstagram Liveはのべ1,000名を越える方々にご視聴いただき、世界中の人々と共に地球環境を守りたい想いを繋げようという機運をさらに高めるEARTH HOURとなりました。
ご参加をいただいた皆様、誠にありがとうございました。


EARTHHOUR 2022 in Japan実施概要
実施日時:2022年3月26日(土)
※EARTH HOUR WEEKS : 2022年3月15日~26日

主催: WWFジャパン

後援:環境省、消費者庁、墨田区、東京都環境局、広島市、広島県(広島開催のみ)、横浜市

特別協賛:ソニーグループ株式会社、デル・テクノロジーズ株式会社、日産自動車株式会社、パナソニック株式会社、株式会社b-ex

協賛:キリンホールディングス株式会社、西武造園株式会社

協力:マツダ株式会社

メディアパートナー:ELEMINIST、J-WAVE(81.3FM)

EARTH HOUR 2022 サポーターズ:いが☆グリオ(三重県伊賀市観光大使)、井田寛子、上野動物園(シャオシャオ&レイレイ)、さかなクン、サンロッカーズ渋谷、萩野公介、前田智子、F・マリノススポーツクラブ、見延和靖

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