© Ola Jennersten / WWF-Sweden

地球温暖化の防止に向けて:一人一人にできる対策

この記事のポイント
地球温暖化への対策を求められているのは、政府や企業だけではありません。家庭部門から排出される二酸化炭素の量も決して小さいものではないからです。暮らしで使うエネルギーを、太陽光発電などの身近な自然エネルギーに切り替える。あるいは一人一人で行なえる小さな省エネの工夫も、地球温暖化の防止に役立ちます。

身近にできることに取り組もう

どれだけ減らせるか挑戦!

家庭から排出される二酸化炭素のほとんどは、電力、ガス、ガソリンの消費からきています。そのため、電気の使用量や自動車の利用量を減らせば、家庭から排出される二酸化炭素の量を大きく減らすことができます。

© Edward Parker / WWF
出典)温室効果ガスインベントリオフィス 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

※家庭からのCO2 排出量は、インベントリの家庭部門、運輸(旅客)部門の自家用乗用車(家計寄与分)、廃棄物(一般廃棄物)処理からの排出量及び水道からの排出量を足し合わせたものである。
※一般廃棄物は非バイオマス起源(プラスチック等)の焼却によるCO2 及び廃棄物処理施設で使用するエネルギー起源CO2 のうち、生活系ごみ由来分を推計したものである。
※日本エネルギー経済研究所 計量分析ユニット 家庭原単位マトリックスをもとに、国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスが作成。

出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

  • 公共交通機関を利用しよう
  • ヒートポンプや家庭用コージェネレーションを入れよう
  • 使っていないコンセントを抜こう
  • 買い替え時は省エネ製品を選ぼう
  • 冷暖房は冷やしすぎ、暖めすぎ、つけっ放しをさけよう
  • 電力会社を再生可能エネルギー重視の会社に切り替えよう/グリーン電力を買おう
  • 太陽光発電などの導入を検討してみよう

特に、電気の消費を減らす「省エネ」を進めることが有効です。
家庭の消費電力は、主に冷蔵庫・照明器具・テレビ・エアコンの使用によって占められており、そこから多くの二酸化炭素が排出されています。
こうした電力の消費にかかわることをはじめとして、暮らしの中で一人一人が行なう省エネの小さな工夫も、地球温暖化の防止に役立ちます。

出典)温室効果ガスインベントリオフィス 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

WWFのサポーターになる

どれだけ増やせるか検討!

二酸化炭素排出を減らすために、家庭でできることは省エネ以外にもあります。
普段使っているエネルギー(電気や熱、燃料)の中に、二酸化炭素を排出しない再生可能なエネルギー源を増やしていくことです。

© WWF-US / Eric Kruszewski

今では一般的になった太陽光パネルを自宅に設置したり、電気と熱を効率的に活用できるコージェネレーション設備を導入したりすることが考えられます。

はじめは費用がかかるものの、長期的にみれば電気・燃料にかかる費用を削減することが可能となります。

近年の普及によって設備の価格も下がってきました。それらの導入が可能であるか検討してみることも、身近な暮らしの中でできる、温暖化対策の1つと言えます。

さらには、2016年4月からの小売電力自由化によって、電力会社を選べるようになりました。再生可能エネルギーをより重視するような電力会社を選ぶというのも、大切な温暖化対策と言えます。

WWFの地球温暖化に対する取り組み

世界各国にネットワークを持つ「WWF気候・エネルギー・プラクティス」では、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの排出量を将来的に実質ゼロまで減らすことを目指す「パリ協定」の実現に向けて、各国政府と産業界、金融セクター、そして一般市民が、適切な削減行動をとれるよう、世界各地で活動を展開しています。

このページでご紹介したこと以外にも、生活者だからできる環境保全活動があります。

一緒に、未来へ。Together, to the future.気候危機に立ち向かうための活動へ、ご支援のお願いです。

「未来47景」で、気候危機がもたらす、あなたの地元の未来を予測!?

私たちの愛着ある地元の風景を、日常を、未来につないでいくために。心をひとつに、「今」行動することが大切です。

最新のWWFの活動と、地球環境の「今」をお届けいたします。

WWFジャパンメールマガジン
WWF公式LINEのご案内

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP