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環境保全のために普段の暮らしの中でできること
ひとりひとりが出来る 環境保全活動

温暖化が進み、多くの自然が失われ、異常気象や自然災害が増えている今の地球。
このページをご覧になっているかたは、そんな地球を守りたい、何かしたいという思いをお持ちなのではないでしょうか。
大切なことは、2つのステップを意識すること。地球の未来を守るために何ができるのか、一緒に考えてみましょう。
STEP1 環境問題の原因を知る
森林破壊や海洋汚染、地球温暖化など、様々な環境問題が発生しています。
その解決のために出来ることはたくさんありますが、まず大切なのは問題の原因を知ることです。
しっかりと原因を理解することが、より効果的な解決策を選び、実践することに繋がっています。
環境破壊の原因
森林破壊や海洋汚染、野生生物の減少といった環境破壊は、人間の様々な活動によって引き起こされています。
◆なぜ森が減り、海が汚れていく?

都市開発や工業化によって木が伐採される、汚水が川や海に排出される、といった例は想像しやすいかもしれません。
ただ、実際はそれだけがけ原因ではないのです。
グローバル化が進み、食糧や原材料となる自然資源は国境を越えて移動をするようになりました。森では紙や建材にするために木が切られているだけでなく、お菓子やせっけんをつくるために必要な油を生産するパームやタイヤなどの原料になるゴムの木を植えるための土地をつくるためにも伐採が発生。海では魚が自然が回復できる量以上に獲られてしまったり、人が使ったプラスチックがごみとなり海の命を奪っています。
遠い森や海の問題も、実は私たちの暮らしと結びついているのです。
◆野生生物はなぜ絶滅の危機にある?

IUCNのレッドリストでは4万8,000種以上が絶滅危惧種とされており、その数は年々増加しています。
野生生物の危機と言えば、毛皮や骨を目的とした密猟・密輸が思いつく方も多いかと思います。実は密猟・密輸が行なわれる目的は、毛皮や骨だけでなく、ペットとして高値で売買されるため、というケースも。日本はエキゾチックペット(イヌネコ以外の動物)の一大需要国であり、密猟・密輸の問題と決して無関係ではありません。
また、人が持ち込んだ外来種が脱走や放棄によって在来種を脅かしたり、森林伐採・水質汚染・地球温暖化によって住処となる自然環境が破壊されるという危機も。
野生生物の危機にも、人の行動が密接に関わっているのです。
地球温暖化の原因
環境問題として、地球温暖化を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
地球の温度は年々上昇しており、酷暑や洪水、ドカ雪など、異常気象や災害といった形で人間の暮らしにも影響を及ぼすようになってしまいました。気候変動により自然環境が失われることで、野生生物にも危機は生じています。
◆二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加が原因
地球温暖化が進んだ原因は、太陽の熱を保持する機能を持つ温室効果ガスが増えすぎたこと。
温室効果ガスはなぜ増えたかというと、人間の活動が活発化したためです。
二酸化炭素は、発電や産業で大量に排出されており、石油・石炭の利用が増えることにあわせ、二酸化炭素排出量も増加しています。(図1)
これらの二酸化炭素は一部の国によって過剰に排出されており、日本は世界第5位、一人当たりの排出量も世界平均の2倍近くと、決して少ないとは言えない状況です。(図2・3)
◆二酸化炭素を受け止める自然環境の減少も影響

植物や大地は二酸化炭素を吸収する働きを持ちますが、先述した通り、森林破壊や汚染といった問題は解決せず、一部の地域では加速しているケースも存在します。
人が過剰に二酸化炭素を排出し、それを受け止めてくれる自然環境まで破壊していることで、地球温暖化を加速させてしまっているのです。
STEP2 解決に向けて行動する
ここまで読んでみると、環境問題の裏には人間の活動が深くかかわっていることを理解いただけたかと思います。
では、どんな行動が環境問題の解決につながるのかをここからは見ていきましょう。
自然や動物を大切にする

既に実践されている方も多いと思いますが、身の回りの自然や動物を大切にすることが環境保全の一歩です。
一例
*ゴミはポイ捨てせず、しっかりと分別する。ゴミを見つけたら拾う
*ペットの動物は最期まで責任をもって面倒を見る
*植物も大切に扱う。外来種になる可能性があるため、勝手に植えたり捨てたりしない
まずは自分の近くの自然や動物を守ることが重要です。
選択を変える

普段の買い物や選択の影響で、森や海が破壊され、温暖化が進んでいます。自分の選択の裏に何があるのかを意識し、考えて選択することも環境保全に繋がります。
一例
*製品の原材料や調達が自然にやさしいものを買う(FSC,MSC,ASC,RSPOのような認証マークのついたものを買う)
*二酸化炭素排出が少ない行動をする(公共交通機関を使う、省エネを意識する、再生可能エネルギーを積極的に使用する、など)
環境破壊につながっていないと思っているモノやコトが、思わぬ影響を持っているケースもあります。自分自身の選択を見直すことも環境保全には欠かせません。
働きかけを行なう

ひとりひとりの行動も重要ですが、その力が集まることで、より大きな動きを生むこともできます。
一例
*環境関連の署名活動に参加する
*企業や団体に対し、環境にやさしい活動をするよう問い合わせてみる
*国や自治体に、環境配慮した条例や法律の制定を呼びかける
他の人を巻き込むことは最初は緊張するかもしれませんが、真摯に問題と向き合っていれば、あなたに共感し力を貸してくれる人がきっと出てきます。
新しい方法を探る

環境関連の情報は常にアップデートされています。これまで出した方法以外にも出来ることがないか、探し続けることも重要です。
一例
*ニュースや行政の発信を定期的に確認し、最新の情報をキャッチする
*自分が行なっている取り組みが最新の研究やデータではどのように評価されているのかを知る
*従来のあり方を見直し、改善できる部分がないかを考えて行動してみる
大切なことは、「新しい方法」が何でも良いというわけではないということ。正しく情報を集めながら、行動しましょう。
一体自分には何ができるだろう、と思った時がチャンスです。
気になった問題の原因を調べ、出来る範囲で行動してみることが環境保全に繋がっています。
環境保全団体だからできること

個人で行えることがこれだけあるのなら、環境保全団体はいらないのでは?と思う方もいるかもしれません。
もちろん、ひとりひとりが環境保全につながる行動をとることは重要ですが、全員が同じような行動をとることは難しく、限界があります。その限界をこえるため、WWFをはじめとする環境保全団体は活動しています。
たとえばWWFでは、以下のような、団体だからこそできる規模や影響力のある環境保全活動を行っています。
国境を越えて自然や動物を守る
地球上には、保全すべき希少な動物や自然環境があるにも関わらず、保全の手が十分に入っていないような場所がたくさんあります。WWFでは100を超える活動地域・国の技術やノウハウ、資金を合わせることで、より大きなインパクトを出しながら自然や動物を守る活動を行なっています。
地球にやさしい選択ができる社会をつくる
環境配慮のされた商品やサービスを選びたいと思っても、その判断規準がなければ、本当に良い選択ができているのかを判断することは難しくなります。そこでWWFでは、持続可能な形で生産された製品だと証明する各種認証制度の発足や普及に取り組み、企業へ導入を呼びかけることで、ひとりひとりの個人の方が地球にやさしい選択ができるようにしています。
働きかけを加速させる
60年以上の歴史を持ち、100カ国を超えるネットワークのノウハウを生かし、国や自治体、企業、国際社会など幅広い対象に向けて働きかけを行なっています。声明を出すだけでなく、時には担当者と実際に交渉を行なったり、他企業や団体を巻き込んで大きな動きをつくることで、働きかけの効果を出せるようにしています。
新しい情報を届ける
WWFは各種国際会議や政府・自治体とも連携し活動を行なっています。最新の研究成果なども交えながら、環境問題の最新情報や取り組みの内容を、科学的な知見に基づいて発信しています。 発信方法:報告書、声明、ウェブサイト、SNS、会報誌など
今日も、より大きなインパクトを生み出せるよう、WWFは活動しています。
最新の活動内容をまとめた「年次報告号」を無料配布中。
ぜひご覧ください。
年次報告号 PDF版
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人と自然が調和して
生きられる未来を目指して
WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。
