今日は「世界〇〇の日」!(動画あり)
2016/07/29
今日7月29日は、何の日でしょう!
世界的に絶滅が心配されている、ある動物の保護をよびかける日です。
そんな日にご紹介したい動画の題名は、「I Am Not a Rug:わたしは絨毯ではない」
ヒントは、動画中に出てくるメッセージです。
「過去100年間で、97%が殺されました」
「毛皮や骨をとるために、殺されました」
答えは、こちらの動画から。
薄暗い部屋で、真っ黒なキャンバスと向き合い、想いを巡らせる女性。
筆をとると、感情を高ぶらせ、全身の力を込め、キャンバスに何かを描いてゆきます。
完成した絵を、くるりと逆さまにすると現れたのは、一頭のトラ。
そう、実は7月29日は「トラの日(Global Tiger Day)」なのです!
この動画は2013年に、トラの保護を訴えるためWWFアメリカが作成したもの。
追いつめられるトラの気持ちを表すかのように、キャンバスに画家が絵具をぶつける、そんなインパクトのある映像作品になっています。
かつて世界に10万頭が生息していたとされる野生の トラは、現在では約4,000頭前後が残るのみ。
生息地である森の減少や、毛皮や骨を目的とした密猟により、深刻な絶滅の危機にさらされています。
また、その現場では、 トラが森から出てきて、家畜を襲ったり、人との遭遇事故を起こし殺される例も後を絶ちません。
トラの大切なすみかであり、私たちが日本から保全活動を支援している、極東ロシアやスマトラの森でも、 こうした問題をなくしてゆくために、それぞれの国のWWFの仲間たちが、日々現場で奮闘してくれています。
(※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。)
人とトラが、これからも共存していくために。
「トラの日」の今日、改めてトラの未来を、そして今、私たちにできることを、想い描いてみていただければ、と思います。(広報 松岡)
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