昼休み「海洋ゼミ」を開講


自然保護室の安村です。
今日の昼休みに、WWFジャパンの海洋グループで「海洋ゼミ」を開催しました。

今回が第1回で、テーマは「海の生物多様性と原発の悪影響」。講師は、長年日本の干潟などの保全を手がけてきた花輪伸一。受講者はお弁当を抱えた局内のさまざまな部署のスタッフたちでした。

この企画は、海洋保全に携わっているスタッフが、自分たちが普段手がけているさまざまな取り組みについて、外部向けに発表したり、紹介したりしたプレゼンテーション等を使い、内部スタッフ向けに発表をしてみたものです。

同じ事務局に机を置いていても、なかなか他部署や他グループの活動を知る機会は無いもので、そうした点の改善を試みつつ、素朴な疑問や要望を上げてもらうことを目的に実施してみました。

また、さまざまな意見をもらえることは、担当者にとっても、気づきを教えていただき、また理解を深める一助になります。

今回は初めてということもあり(?)満員御礼で30名を超えるスタッフが参加。活発な質疑応答も見られ、まずまずの盛会でした。
この後、企画倒れとなることの無いように、継続してゆきたいと思います。

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自然保護室長(淡水・リーダー開発・PSP)
安村 茂樹

修士(生物化学・早稲田大学)
サンゴ礁センター駐在時に地域住民主体の環境調査を立ち上げ(現在も石垣島、久米島で継続中)。南西諸島域にて、多分野の研究者と協働した野生生物有害化学物質汚染調査、生物多様性評価調査を指揮。GIS手法を用いた保全重要域図は生物多様性条約で示されたEBSAに、野外調査ではオキナワトゲネズミ再発見や久米島沖のサンゴ大群集発見に寄与。UNEP/GEF黄海プロジェクトと連携した日中韓湿地保全活動をリードし、2020年より緊急支援や淡水・教育活動に関わる部門を統括。

沖縄のサンゴ礁と森、中国・韓国の干潟の保全に従事。国際会議でサイドイベント主催やロビー活動をする機会をいただきました。国際、環境、NGO-この3ワードが合わさるWWFで、何をすべきか考え、その仕事の醍醐味を実感し、行動する。そんな機会を一人でも多くのスタッフに提供したいです。晴れの日に気が向いたら、自転車で通勤し、休みは、川でカヌー漕いでいます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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