サンゴ礁の調査データを...
2012/02/07
自然保護室の安村です。
今日、沖縄は石垣島の白保にある「しらほサンゴ村」から、ちょうど今、東京に来ているスタッフをまじえて、サンゴ礁の調査結果の発表について相談しました。
「しらほサンゴ村」の正式名称は「サンゴ礁保護研究センター」。同センターでは、その保護研究の基礎となる調査を、これまで、たくさんの研究者やボランティアの方の協力を得て、実施してきました。
内容も、サンゴ礁の生きものや、海に流れ込んで生態系を脅かす赤土、白化現象の要因となる水温、また白保の海岸に上陸するウミガメの産卵状況など、さまざまな分野におよびます。
今回、西暦2000年から昨年まで実施してきた調査結果のデータを、いかにまとめ、サンゴ礁にかかわりのある研究者や機関と共有し、今後の研究や保全の役に立てるかを検討しています。
蓄積してきたデータは膨大な量で、何をどこまで公開するか、判断が難しいところですが、これまでの活動をさらに広く活用してゆくためにも、一つがんばらねばと思っています。
後日、こちらの調査データの公開については、「しらほサンゴ村」のサイトでも告知いたしますので、ご関心をお持ちの方は、ぜひご一覧ください。