本マグロより○○○マグロ?日本人が食べてるマグロのメインは?


水産担当の山内です。
先週、大西洋のクロマグロ(いわゆる「本まぐろ」)がマスコミを賑わし、500トンの増枠に喜びわいた日本。

その中では「大西洋クロマグロの80%が日本で消費されている」という情報が、繰り返し聞かれました。

けれども、ちょっと待ってください。そんなに私たち「本マグロ」食べていたっけ???と思った人も多いはず。

確かに世界で漁獲されるクロマグロの8割は日本人が食べていますが、日本人が食べているマグロ全体で見ると、クロマグロの占める割合は9%程度(2011 年)です。

最もお世話になっているマグロは、実はメバチやキハダといった別のマグロ。これらはそれぞれ、全体の35%程度を占めています。

であれば、私たちの食卓からマグロが消えることはない?のでしょうか。
いえいえ、実はメバチも世界的に漁獲が過剰になり、資源の危機が懸念されています。

特に最近問題となっているのは、巻網漁業による「混獲」。
巻網は主にカツオ漁などで使われますが、その時、カツオに交ざっている小さなメバチを一緒に獲ってしまいます。

大きく立派に育つ前に、混獲でとられてしまう子どものメバチは、刺身やお寿司向けにはならず、商品価値も高くありません。

特に太平洋では、これが大きな問題となっているのですが、有効な対策がとられておらず、確実なメバチ資源の回復計画も、まだまだ模索の途中。早急な漁業管理の強化が求められています。

12月2日にフィリピンのマニラで始まるWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)の会議では、この問題が話し合われる予定で、私たちも目下その準備中です。

実は一番、私たちがお世話になっているマグロ「メバチ」。ぜひこの魚にも、注目してみてください。

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