ネルソン・マンデラさんのことば


草刈です。
南アフリカ共和国の元大統領、ネルソン・マンデラさんが亡くなりました。

マンデラさんはよく知られている通り、アパルトヘイト(人種隔離政策)の壁を越え、人種の調和と平等、そして教育と平和の大切さを、どのような困難にも屈することなく訴え続けた人です。

また、マンデラさんは自身が大統領の任期中、世界的にも貴重な生態系を有するケーブ国立公園の設立を実現するなど、自然環境の保全に高い関心と意欲を持つ方でもありました。

マンデラさんは生前、こう言っていたそうです「人々の文化的多様性と親しみやすさ、そして野生動物たちが安全に生きられる美しい自然を兼ね備えた、本当に素晴らしい国に私は生まれた」。

人が、自然と調和して生きることの大切さを、真に知る人の一人であったのだと思います。

マンデラさんはまた、こんな言葉も遺しています。

「奴隷制やアパルトヘイトと同様に、貧困は自然のものではなく、人間から発生したもの。よって貧困は人類の手で克服し、根絶しにできるものだ」

「生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。転ぶたびに起き上がり続けることにある」

私たちは環境の問題に取り組んでいますが、自然環境を壊す行為もまた、人間から発生したものです。それを、幾度転ぼうとも、人類の手で克服してゆくこと。それが可能であることを、マンデラさんは教えてくれていると思います。

南アフリカの人たち、世界中の人々と共に、マンデラさんの逝去を悼みつつ、その言葉と感謝の気持ちを胸に、私たちも次の一歩を踏み出したいと思います。

「楽観的であるということは、顔を常に太陽へ向け、足を常に前へ踏み出すことである」(ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ)

自然保護室 国内グループ所属
草刈 秀紀

日本の自然保護にかかわる法制度の改善をめざす取り組みを行なっています。

子どもの頃から動物が好きで、農業者でもないのに農業高校の畜産科に行き、上京して大学時代に多くの自然団体の会員になりました。野生のエルザのゲームワーデンにあこがれ、32年前に職員になりました。最近は、永田町を徘徊しています。

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP