シベリアの森のドキュメンタリー映画


※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。

森林担当の川江です。

8月8日(金)の夜、東京・神楽坂で、極東ロシアの森林保全と先住民の暮らしをテーマにしたドキュメンタリー映画『タイガからのメッセージ』が上映されます。

この映画で取り上げられているビキン川流域は、私たちも現地の森林保全を支援している場所で、現在ユネスコの世界遺産への登録を目指しています。

今生き残っているシベリアトラおよそ500頭のうち、50頭ほどがこの地域に生息しているとも言われており、トラの保護活動の上でも重要なフィールドの一つです。

僕も以前、現地視察で実際にこの場所に行ってきたのですが、本当に美しい森と川が残っていて、山歩きも、宿泊したキャンプも、食事のための魚釣りも、素晴らしく楽しかった思い出があります。

今回のこの映画の制作には、私たちWWFは直接かかわっていませんが、聞いたところによれば、現地のWWFロシアのスタッフも出てくるらしい(?)とのこと。

極東ロシアの森

日本が木材を輸入し、間接的にその自然に深くかかわっているシベリアの森の様子や、そこでの活動を知るには絶好の映像だと思います。

ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ足をお運びください。

▼映画『タイガからのメッセージ』
【日時】2014年8月8日(金)19:00~22:00(18:30開場)
【場所】神楽サロン2階「神楽シネマ」(東京都新宿区)
【入場料】2,000円 ※事前お申込み制
【定員】40名
【公式サイト】http://www.abovo.jp/wp/taiga/

▼神楽シネマのサイト(お申し込みはこちらから)
http://www.kagurasalon.com/cinema.html

 

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自然保護室長(森林・野生生物・マーケット・フード・コンサベーションコミュニケーション)、TRAFFICジャパンオフィス代表
川江 心一

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修士課程修了。
小学生の頃に子供向け科学雑誌の熱帯雨林特集に惹きつけられて以来30年間、夢は熱帯雨林保全に携わること。大学では、森林保全と地域住民の生計の両立を研究するため、インドネシアやラオスに長期滞在。前職でアフリカの農業開発などに携わった後、2013年にWWFに入局。WWFでは、長年の夢であった東南アジアの森林保全プロジェクトを担当し、その後持続可能な天然ゴムの生産・利用に関わる企業との対話も実施。2020年より現職。

小学生の頃に科学雑誌で読んだ熱帯雨林に惹きつけられると同時に、森林破壊のニュースを知り「なんとかしなきゃ!」と思う。以来、海外で熱帯林保全の仕事に携わるのが夢でしたが、大学では残念ながら森林学科に入れず・・。その後、紆余曲折を経て、30半ばにして目指す仕事にたどり着きました。今でもプロジェクトのフィールドに出ている時が一番楽しい。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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