2020年、オリンピック後の東京の姿は?


自然保護室の東梅です。先日、東京都が主催したシンポジウム「持続可能な資源利用を目指して~2020年の先へ」に、パネリストとして参加してきました。

250名の会場は満席。このテーマに対する関心の高さがうかがわれました。

2020年、これは言うまでもなく、オリンピック・パラリンピック東京大会の年です。

その未来に向けて、東京はどのような町づくりを目指すのか。東京都がビジョンとして重視しているのは、大きく下記の3点になります。

  1. モノや資源を無駄にしない社会
  2. 環境や社会に配慮して生産された産品を利用する社会
  3. リサイクルやリユースが徹底された社会

まさに私たちWWFが目指す「自然と人が調和した未来」にも重なるものです。

都では、こうした循環型社会として、世界一の都市になる!ことを目標に、今後の取り組みを進めようとしています。

シンポジウムでは私も、WWFからのメッセージとして、人類が過剰に地球の資源を利用し続けている現状を伝えるとともに、持続可能な林産物や水産物、パーム油を認証するFSC、MSC、RSPOの取り組みなどを紹介。

さらに、温暖化防止につながる省エネと自然エネルギーへの転換の重要性を訴えました。

オリンピック大会を、こうした認証製品や自然エネルギーの積極的な利用機会にできれば、都はもちろん、産業界や日本全体が、より持続可能な社会へと成長することにつながるでしょう。

今後、東京都では、2020年までの都としての環境基本計画を策定することにしています。これはオリンピック東京大会の環境対策にも大きく影響する計画です。

私たちは都に対して、この計画の中に、環境配慮型の認証製品の調達や、CO2の削減目標をしっかり入れるよう求め、2020年と、その先の未来に向けた取り組みを進めてほしいと考えています。

自然保護室長
東梅 貞義

これまでにウェットランド(湿地)や黄海の保全を担当。現在は各国WWFの保全活動のリーダーたちと連携した取り組みに力を入れています。

自然保護に取り組み30年近く。これまでのフィールドは、日本では南は石垣島のサンゴ礁から、北海道の風蓮湖まで、世界ではペンギンの生きる南米の海から、極東ロシアのトラの森、渡り鳥の楽園の黄海、そしてミャンマー・タイの東南アジア最大級の手つかずの森まで。野生生物と人の暮らしが交差する現場で、現地の人々や研究者、グローバル企業、国際機関の方々とご一緒に、自然保護と持続可能な未来を目指して日々取り組んでいます。

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WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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