パリの「COP21」に向けた東京都からの力強いサイン!


温暖化担当の小西です。
本日、2030年に向けた新しい「東京都環境基本計画のあり方について(中間のまとめ)」が発表されました。

内容は、日本の国レベルよりもずっと先駆的な温暖化対策を含んでおり、今月末からパリで開かれる国連気候変動会議「COP21」を前に、これは日本からとてもいいサインが出たな!と嬉しくなりました。

たとえば、都が掲げた2030年の温室効果ガスの削減目標は30%。
これは2000年を基準年にしているので、国と同じ基準年2013年で計算すると、38%の削減となります。

日本政府の目標は26%なので、それをはるかに上回る目標なんですね。

資本金100億円以上の企業が830社存在する東京都が、この目標を掲げるのですから、日本もやればできるのです! 

そのほかにも、まだ国レベルで導入されていない「キャップ・アンド・トレード制度」など具体的な温暖化政策を持つ東京都ですが、さらにこの制度を深めていくとのこと。

また、都民が再生可能電力を選択する仕組みを強化して、再生可能エネルギーの導入をエネルギー事業者に働きかけていくとのことです。

2016年の4月からは小売り電力も自由化されますから、私たち家庭でもどの電力を使いたいか、選べるようになる日が目前です。

ぜひ再生可能エネルギーを選んで、どんどん地域から「自然エネルギーを使いたい!」というメッセージを発していきたいものです。

その他、深刻化する一方の気候変動の影響への「適応策」もきちんと位置付けられました。

どれも自治体が国より先んじて行動を起こすリーダーシップを示すもので、まさにCOP21における合意の機運を高めるものです!

私もまもなくパリへ出発します。
COP21の成功を祈ってWWFも頑張りますので、ぜひ現地からの報告にご注目ください!

声明

自然保護室所属 気候変動・エネルギーグループ所属
小西 雅子

国連交渉や国内政策提言に従事。近年は気象予報士として予測できる電源である再生可能エネルギーの拡大に強い関心。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

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