©気候変動イニシアティブ

気候変動アクション日本サミット2020開催!


2020年10月13日、気候変動をテーマにした一大イベント「気候アクション日本サミット(JCAS)2020」が、開催されました。

JCAS2020は、日本の企業や自治体、NGOなど、500以上の非国家アクターが参加するネットワーク「気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative: JCI)」が主催。WWFジャパンは、CDPジャパン、自然エネルギー財団と共にJCI事務局として、開催に取り組みました。
例年10月、JCIの活動を象徴するイベントとして開催されるJCASですが、今年は初めてオンラインで開催。なんと、これまでの2倍以上となる1500人もの方が参加されました。オンライン化の加速、そして気候危機への関心の高まりが、まさに日本でも大きなうねりを起こしていることが伺えます。

企業、自治体のリーダーが国の気候変動政策の強化についても議論
© WWF Japan

企業、自治体のリーダーが国の気候変動政策の強化についても議論

JCAS2020の大きなテーマは、このコロナ禍がもたらした困難な状況の中でも、脱炭素化の取組みを進める機運を高めることでした。
国内外から、様々な立場から気候変動対策をリードする方々が登壇。まさにテーマにのっとった、心強く、励まされるスピーチ、議論が行われました。

(左)パネルセッションではWWFジャパン専門ディレクターの小西が登壇者の本音を引き出した
© WWF Japan

(左)パネルセッションではWWFジャパン専門ディレクターの小西が登壇者の本音を引き出した

脱炭素化は待ったなしです。コロナ禍だからこそピンチをチャンスにして、企業や自治体などが、それぞれで、また協同して、対策を進めるという前向きな気持ち。また、政府が高い目標と具体的な道筋を示して、日本の脱炭素化をリード・後押ししていくことの重要性が、JCAS2020の大きなメッセージとして届けられたように思います。

JCAS2020のプログラムやスピーチ・議論の具体的な概要、当日の資料や映像を、下記の関連リンクよりぜひご覧ください!

(気候・エネルギーグループ 田中)

プログラム、資料、映像(近日公開予定)はこちら
【資料公開】10月13日オンライン開催「気候変動アクション日本サミット2020」
https://japanclimate.org/news-topics/jcas2020/

JCAS2020の概要レポートはこちら
【概要レポート】気候変動アクション日本サミット2020
https://japanclimate.org/news-topics/jcas2020-report/

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自然保護室(気候・エネルギー)
田中 健

修士(理学・九州大学)
福岡県庁、経済産業省で廃棄物管理やリサイクルなどの環境保全行政に従事、日本のリサイクル企業の海外ビジネス展開を支援。その後、日本科学未来館にて科学コミュニケーターとして、国内外の科学館、企業、研究機関などと連携し、科学技術や研究者と一般市民をつなぐ様々なプロジェクトを担当。2018年8月から現職。気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative: JCI)等、企業や自治体など非国家アクターの気候変動対策の強化に取り組む。

子どもの頃から、自然や生き物の「なぜ?」を探るのが好きでした。自治体や国で環境保全に10年取り組むも、「もっとたくさんの人に環境問題を伝えたい!」と思い、一念発起。科学館スタッフとして環境・社会・教育など様々な分野のプロジェクトを通じて科学コミュニケーションの経験を積み、WWFへ。これまでの経験をまとめて生かし、地球温暖化という大きな課題にチャレンジ精神で取り組みます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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