[COP10関連] 藤前干潟に行って来ました!「交流会」を実施


広報の佐久間です。
10月23日は、COP10の国際会議場をとびだして、藤前(ふじまえ)干潟に行って来ました。干潟にほど近い公民館で、環境省とWWFが共催で「シギ・チドリ類ネットワーク交流会」を実施したからです。

藤前に来ると、やはり「あの日」を思い出さずにはいられません。
かつて藤前干潟は、名古屋市のごみ処分場として埋め立てられる運命にありました。しかし1999年の暮れ、干潟の保全を求めるシンポジウムで、環境省の担当官が「藤前は埋めない」と明言したのです。この頃から、事業の撤回が現実のものとなっていったのでした。

それは、地元の人々がねばり強く活動を続けてきた結果に他なりません。微力ながら応援を続けてきていたWWFにとっても心躍る出来事でした。

以来、名古屋市はごみの減量に力を注ぎ、めざましい成果をあげています。一度決まった開発計画を止めることも、大都市圏でごみの量を劇的に減らすことも、決して簡単ではありません。けれども、「やればできる」。藤前干潟の存在は、そんな希望を抱かせてくれるのです。

昨日開催された「シギ・チドリ類ネットワーク交流会」も、その取り組みの更なる前進に向けた活動の一つです。国内各地に、かろうじて残されている貴 重な干潟などの沿岸域の自然が、より強いネットワークで結ばれ、たくさんの「やればできる」を生み出していけたら、と思います。

 

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守られた藤前の海。周囲を工業地帯と埋立地で囲まれたこの干潟に、今もたくさんの鳥たちがやってくる。この干潟が守れられたことの意味は、途轍もなく大きい。

 

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C&M室
佐久間 浩子

WWFではずっと「伝える」ことに携わってきました。今は会報を担当しています。

なにごとも決めつけてはいけない。知ったつもりになるな。複雑なものを、複雑なまま受け止める覚悟を持て。想像力を磨き、ヒトの尺度を超える努力をせよーー動物や植物に教えられたことを胸に、人と自然の問題に向き合い続けたいと思います。

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