持続可能な水産物を考える 中国でのシーフード・フォーラム


水産担当の山内です。中国は青島の国際展示会に来ています。
ここでは11月1日に「第3回 サステイナブルシーフード フォーラム」が開催されました。

WWFはその中のパネルディスカッション「持続可能な水産物市場への転換―中国における取り組みと今後の課題」を共同で主催。より持続可能な水産物の調達を目指す、中国や香港、日本、イギリスなどの関係者にご参加いただき、今後の中国での水産物消費や、中国国内におけるトレーサビリティのあり方などについて検討しました。

パネリストには、研究者やコンサルタントの他、実際に中国で店舗を展開、または進出を検討している、イオンやカルフール、セインズベリーといった世界の大手スーパーが参加。

それぞれ国における、持続可能な水産物調達の取り組みと経験を発表し、今後、中国で同じ取組みを進めるに際しての課題や展望についてディスカッションしました。

日本のイオンからも、国内で初めて「海のエコラベル」MSCの製品を導入したいきさつや、生物多様性に配慮した企業方針などの紹介があり、また、各国の事情に合った取り組みの必要性や、水産資源に関する情報だけではなく、トレーサビリティの重要性や、食の安心・安全といった切り口が、消費者への浸透をはかる上で必要ではないかという点を指摘されていました。

成長市場である中国は、MSCのCOC(流通・加工)の認証取得が、世界で2番目に多いにも関わらず、国内ではMSC認証製品がまだ導入されていません。

日本はアジアで最初にMSC認証を取得し、製品の販売を開始した国ですが、今後は自国での実績を持つ日本などでの経験が、中国における持続可能な水産物の普及を牽引するものとして期待されています。

 

20111103a.jpg

 

20111103b.jpg

イオンの担当者によるプレゼンテーション

MSCのマーク MSCI0263
http://www.msc.org/

自然保護室 海洋水産グループ長
山内 愛子

小さい頃から水族館が大好きでした。ご縁があって、水産学を学び、海の専門家として生きることに。これまで出会った海と暮らす人たちへの恩返しと、魚を食べるのが大好きな世界中の人々のために、7つの海を回遊しています。

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP