マグロを追って、太平洋から大西洋へ


こんにちは。水産担当の山内です。
先週までグアム島で開かれていた中西部太平洋のマグロ会議(WCPFC)から一転、今週は東京で開催されているICCAT、大西洋のマグロ会議作業部会に参加しています。

今回は大々的な年次会合とは違い、前回のICCAT本会議で採択されたマグロ資源の管理措置について、各国漁船に「どう順守状況を確認するか」をテーマとした「IMM(統合モニタリング措置作業部会)」と呼ばれる作業部会の会議になります。

主なテーマは、大西洋クロマグロ以外の主要なマグロ類のトレーサビリティの確保や、水揚げ時の検査方法、獲ったマグロを転載する際のルール決めなどになります。

ルールを決めたら、それを守るためにまたルールが必要になる。何とも難しいのが国際的な漁業管理ですが、持続可能にマグロ資源を利用するということが、本当に大変なことだということを実感させられます。加盟国にとっては、国際的なルールと自国の法律との整合性も課題となります。

毎年新たなルールや取り決めができることで、ICCATやその加盟国、さらには現場の漁業者、それを支える関係者にとって複雑な「ルール」を正しく運用、確認することは大変な労力です。しかし、それだけIUU(違法・無報告・無規制)漁業の根絶が、持続可能な資源利用を進める上での重大な課題となっている表れといえます。

ここまでして私たちの食卓にやってくるマグロ。こんなストーリーがあることにも思いをはせながら、大事に、美味しく食べてください。

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