「FSC森林サミット2011 in 山梨」 が開催されます!


2011年9月10日と11日の2日間、山梨県甲府市で「FSC森林サミット2011 in 山梨」が開催されます。FSC認証林の面積で日本一を誇る山梨県。また、国連の定めた国際森林年でもある2011年のサミットは、適切な森林管理による森林の持続的な利用を目指すFSCの森林認証制度によって認められた森林と市場とを結ぶ交流の場として、また、信頼のおける制度に認証された製品を通じて、森林を守りながら持続的に利用していくことの価値を広めることを目的としています。

減少する世界の森林とFSC森林認証制度

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、森林とそこから切り出された木材や加工のプロセスの認証を推奨する独立した第三者機関です。

FSCの森林認証制度は、森林を環境の保全に配慮しながら、地域社会の利益にもかない、経済的にも持続可能な形で管理、利用していくための森林管理の原則と基準を設けています。

つまり、適切な管理の行なわれる森林と、その森林に由来する製品を加工のプロセスを含めて審査し、認証を取得した木材、製品にFSCの認証マークを付け流通させる仕組みです。

ところが、このような制度がある一方で、インドネシアなど東南アジアの国々では、環境や周辺社会への配慮が不十分な、無計画な伐採による森林破壊や、農地としての開拓、鉱物の採集などを目的とした、大規模な森林の消失が続いています。

そして、そのような好ましくない環境から調達される原材料や製品は、日本にも輸入され、身近なところで販売、消費されているのが現状です。

こうした状況を改善するため、WWFは世界各地で取り組んでいる森林保全活動の具体的な解決策の一つとして、このFSCの認証制度を推奨しています。

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森林環境に配慮した証である、FSCマークの入った木材製品

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岩手県住田町にて。東日本大震災の被災地でも、一部の仮設住宅ではFSCの認証材が使われました。

FSC普及へ サミットへの期待

FSCのように国際的に認知された信頼のおける認証を取得し、森林を守りながら持続的に利用していこうという考え方は、日本国内でも徐々に広まりつつあります。2010年11月までに、日本でのFSC認証林は33カ所、総面積は、約37万ヘクタールにまで拡大し、その加工、流通における認証の取得者数も増加しています。

サミットの開催に向け、FSCジャパンの岩瀬泰徳氏は、「国際森林年でもある今年の「FSC森林サミットin 山梨」は、日本各地のFSCの森林認証を取得した森林所有者やその管理者、そして加工、流通、販売に関わる人々が集まり、今後のFSC認証制度の普及と発展のために情報を共有し、交流できる貴重な機会となります。またそれと同時に、消費者として森と関わりを持つ一般の人々にも、森とふれあい関わりを深めることでその価値と持続的な利用について考えるきっかけになればと考えています」と言います。

FSCマークのついた製品を選んで購入することは、環境への配慮が十分ではない製品を、間接的に市場から排除することにつながるとWWFは考えます。WWFは今後も、環境面での配慮に問題のある企業の製品の取り扱いには、大きなリスクが伴うこと認識する必要があることを発信し続けると同時に、FSCの認証制度による適正な森林管理の普及、拡大に取り組んでゆきます。

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