干潟の町からサンゴの海へ「鹿島水の会」が「しらほサンゴ村」を訪問


2012年6月24日に、「鹿島水の会」のメンバーの皆さんが、 石垣島の「しらほサンゴ村」を訪問しました。

「鹿島水の会」の地元、佐賀県鹿島市は有明海の広大な干潟を持つ町。豊かな干潟の自然を活かしたイベント「ガタリンピック」でも知られています。

「鹿島水の会」は、この地域で干潟をはじめさまざまな自然保護に取り組んでいる市民団体で、これまでにもWWFの有明海の自然や渡り鳥の保全をめざしたプロジェクトの重要なパートナーとして活動を共にしてくれました。

また、沖縄の「しらほサンゴ村」とは2006年から5回にわたり、子どもたち同士の交流事業を実施。干潟とサンゴ礁という景観の異なった海ながら、互いの海を訪問し、同じように地元の海に支えられた暮らしを振り返り、また学ぶ機会を設けてきました。

今回の訪問は、その際に引率者として参加した、白保と鹿島、双方の大人たちが、久しぶりに再会する機会となりました。

まず午前は白保が誇るサンゴ礁の海で、シュノーケリングに挑戦。 子どもたちの交流事業で、白保の海を幾度となく訪れていた大人の方々も、海に潜るのは初めてという人も多く、カラフルな魚や宝石のようなシャコガイに歓声があがります。

目玉は白保のシンボルでもある、世界最大級のアオサンゴ群落。静寂の海のなか、アオサンゴがどこまでも広がる景色はとても神秘的で、「水の会」の方々も、有明海とはまた違った豊かさを持つ白保の海を興味深そうに観察していました。 

夜は、「しらほサンゴ村」の中庭での歓迎会が行なわれました。 場に白保の人たちがひとり、またひとりと加わるたびに、抱き合って再会を喜び合い、子ども交流事業の思い出話に花が咲きました。

また双方のうち幾人かは、2012年5月に開催された、韓国・ムアンの干潟まつりに共に参加したメンバーで、実際に黄海の海を見てきた方々でした。有明と白保、そして黄海と三つの海にわたる話が尽きませんでした。

青い海と空に包まれて、爽快シュノーケリング

サッカー場3.6面分の面積に広がる
アオサンゴ群落

佐賀県の「鹿島水の会」のみなさんと
WWFしらほサンゴ村スタッフ

「水の会」の代表を務める西村宰さんは、 「初めて潜った白保の海は、本当に素晴らしかった。自然の大切さを頭で理解するのではなく、実際に海に潜って、その素晴らしさを体感し、『ああ、これを守りたいな』と単純に感じることが大切なんだと思いました。これからも、よりたくさんの人がいろんな海に触れられる機会を、白保や世界各地のみなさんと作っていきたいです」と話していました。

干潟とサンゴ礁、二つの海を守る人たちの絆が、また新たな取り組みの広がりを生み出す、そんな期待につながる訪問でした。

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