秋の夜長、温暖化の科学に関する報告書を読んでみませんか?


先月、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書 第1作業部会報告書が発表されました。

発表の場となった、スウェーデンで開催された第1作業部会の総会には、100カ国以上の政府代表団が参加。主に表現について大いに議論し、政策決定者(つまり世界の首脳や大臣、官僚など、それにもちろん私たち国民全員!)向けの要約を承認しました。

これは、膨大な本体報告書から、「可能性」と「確信度」をつけながら、最重要な事項を抜き出して、さらに各国の大臣がわかるようにと心を配って表現を工夫された要約です。

この要約について、ぜひ実物をお読みいただくことをお勧めします!

ポイントは、それぞれの政府がしのぎを削った多くの「注」にあるといっても過言ではないので、そうした細かい点も注目してほしいところです。

なお、上記要約の日本語訳については、10月中に気象庁のウェブサイトにて公開予定とのこと。

同じく、報告書全体の各章の概要等についても、IPCCが公表後、同じく気象庁ウェブサイトにおいて日本語訳が公開されるそうです。

また、すでに各省庁も日本語のわかりやすい速報版を出しており、今回の第5次評価報告書を理解する上で必要な基礎についても、併せて説明してくれています。どの省庁のがいいか?はお好みですが、わかりやすくて便利です!

地球温暖化はすでに地球規模の深刻な問題として国際社会でも確かに認識されています。そして、IPCCの要約は世界の政府が公に承認しているものです。対策のための交渉の場に集まる政策決定者の中にも、温暖化を否定する人はいません。

こうした問題について真剣に考え、語るならば、本物の科学の報告書をしっかり読みこんでゆきましょう!(温暖化担当:小西)

【関連サイト】各省庁による速報版

IPCC会議の開かれたストックホルム

【関連記事】

自然保護室所属 気候変動・エネルギーグループ所属
小西 雅子

国連交渉や国内政策提言に従事。近年は気象予報士として予測できる電源である再生可能エネルギーの拡大に強い関心。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP