木材や紙を使うときに、思い出してほしい森のお話


日本の皆さん、こんにちは、WWFインドネシアのハイルール・サレです。

私は、幼い頃から自然と動物が大好き。学生時代は、カニクイザルやオランウータンの研究に明け暮れ、その後WWFで森を守る活動をしてもう16年になります。

それでも、森で野生動物と出会った時の喜びは、いつだって新鮮! 静かな森に響く、美しく、たくましい声は、心を揺さぶるものがあります。

ですが今、インドネシアでは、急激な森の減少が続いています。

森で伐られた木は、加工されて木材や紙に形を変え、海を越え、世界中へ運ばれています。

皆さんの国、日本もインドネシアの木材や紙を多く消費している国の一つ。

とても遠く感じるかもしれませんが、インドネシアの森と日本は、とても深い繋がりがあるのです。

もちろん、必要な木材や紙を使うことの全てが悪いわけではありません。

たとえば、森の自然や野生動物、地域の人々の暮らしに配慮して生産され、FSC(R)の認証を受けた木材や紙製品を、皆さんが選んで使うならば、それはボルネオの森や野生生物を守ることに繋がるのです。

どんなに遠くの国どうしでも、私たちは同じ地球上で生きています。

それは、資源としての森も、野生生物の生息地としての森も、共有しているということです。

私は、いつまでもこの森の恵みを受け続け、野生動物の素晴らしい声がその中で聞けることを、そしていずれは、森やオランウータンを守る活動が、必要なくなる日が来ることを願っています。

皆さんも木材や紙を使う時には、ぜひ私たちのことを、そしてインドネシアの森の野生動物たちを思い出し、動物たちに対する「尊敬(respect)」の気持ちを持っていただけたら嬉しいです。
(インタビュー&翻訳:広報担当 松岡)

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