2022年までに、トラの数を倍に!


Web担当の三間です。
昨日、終了の記事を出しましたが、ロシアでのトラサミットが閉幕しました。

残念ながら、全てをお知らせすることは出来ませんでしたが、現地からは連日、会議の様子を知らせるさまざまな情報が、矢継ぎ早に送られてきました。

サミットの結果は、非常に良いものになったようです。
政治的な合意によって、どれくらい保護が進むのか? その結果は、一概には言えませんが、各国が政府の方針として、野生生物や自然環境の保全に取り組むかどうかは、活動の現場からすると、天と地の差。

NGOや地域の人たちの活動一つをとっても、関係者が頑張るだけ、というのと、行政がそれを後押しするのでは、効果も広がり方も、まったく変わってきます。活動がより「生きる」のです。

また、サミットのような機会は、こうした問題や活動を、広く知っていただくきっかけにもなります。
長くWWFの活動にご理解を示してくれている、俳優のレオナルド・ディカプリオさんも、今回のサミットを機に、多額の寄付金を寄せてくださいました。

トラの減少を、実際に食い止めることができるかどうかは、これからの取り組みにかかっています。
たくさんの方々の期待に応えるためにも、WWFも今回のサミットの結果を最大限活かせるように、がんばってゆきたいと思います。

トラがいる世界と、いない世界。どっちがいい?

 

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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