「ヒョウの森」の ビジターセンター


森林担当の古澤です。今日はロシアからニュースをお届けします。
WWFは、極東ロシアで森を守る活動を行なっていますが、その一つにアムールヒョウの保護活動があります。

極東の森にしか生息しないアムールヒョウは、個体数わずか40頭あまり。
しかも唯一の生息地である森の一帯では、伐採や火災による森林の劣化が進んでいます。美しいヒョウの毛皮を狙った密猟も跡を絶ちません。

そのためWWFは、約10年も前から極東の森に「ヒョウの森」国立公園の設立することを呼びかけてきました。
そして3年前、将来的な国立公園の設立をロシア政府が約束し、具体的な管理や資金、境界に関する議論が続けられてきたのです。

今回、その具体的な内容がようやく固まり、新しい国立公園化が前進することになりました。長い時間がかかりましたが、アムールヒョウをはじめ、さまざまな野生生物が安心して生きる森の保全に期待がかかります。

ところでこの森の近くには、WWFの「ヒョウの森」ビジターセンターがあります。
地域の人々に、森を守りながら上手に使って行くにはどうすればいいか、ヒョウやトラなどの野生生物や、森林火災を引き起こさないための情報発信の拠点としてつくられ、日本もその活動を支援してきました。

中には小さいですがセミナールームもあって宿泊も可能。私も前回行ったときに、泊まらせてもらいましたが、アットホームでなかなかの泊まり心地でした。

今、WWFではインドネシア・スマトラの活動フィールドを実際に体験していただく、エコツアーの参加者を募集していますが、このロシアのすばらしい森にも、いつか皆さんにも訪れていただきたいな~と思っています!

  • ※このツアーは終了いたしましました
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ビジターセンター

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中に飾られている、ヒョウの絵を切り抜いた作品は、地元の学生たちの作品です

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敷地内の彫刻は、近くの刑務所に服役している囚人によってつくられたらしい

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自然保護室 森林グループ所属 マーケットグループ長
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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