©PipatSoisook

メコン地域で157種の新種を発見


森林グループでメコン地域を担当している古澤です。
12月12日、WWFはメコン川流域で157種もの新種が見つかったことを発表しましたが、皆さんは「新種」と聞いてどんな気分になりますか?

私は「新種発見」の4文字には、いつもドキドキ・ワクワクします。

これだけ科学や技術が進んだ世の中でも、まだ私たち人間の知らないところに、未知の生き物がいたんだと聞くと、ちょっと信じられないような、そして「どんな生き物だろう?はやく見てみたい!」と、とても楽しみな気分になります。

© Adam Oswell WWF-Greater Mekong

そんな期待を裏切らず、今回発表された新種のなかには、新種と認定されるまでに10年もかかったテナガザル、金髪混じりのコウモリ、まるで虫のように見える不思議な形の植物、鳥のような声で鳴くカエルなどなど、まるで映画や童話の世界のようです。

ミャンマーに生息するテナガザル(学名:Hoolock tianxing)の一種。

ミャンマーで発見されたコウモリ(学名:Murina hkakaboraziensis)の一種。

ベトナムの森に生息するカエル(学名:Ophryophryne elfina)。

地表付近に生息する植物の一種(学名:Thismia nigricoronata)。

ただ残念なことに、メコン地域の豊かな自然環境は、道路やダムなどのインフラ開発、天然ゴムや食用農作物ための用地拡大などにより消失の危機にあります。

このためWWFジャパンは、2017年よりメコン地域で実施している自然保護プロジェクトへの支援を開始。日本国内でも天然ゴム関連産業などに対し、持続可能な調達を呼びかける活動を行っています。

新たに見つかった種はもちろん、未知の生き物たちも、安心して命をつないでゆける豊かな自然環境を残せるよう、私たちは活動を続けます。

ちょうど今日から、メコンの森を支援対象とした寄付キャンペーンも始まりました。
皆様からのご支援、どうぞよろしくお願い致します。

https://www.wwf.or.jp/campaign/da/

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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