バンコクの地球温暖化会議の会場より!
2012/09/01
タイのバンコクより、温暖化担当の小西です。
8月30日から9月5日までの国連の気候変動に関する会議に参加中です。
ここでの開催は過去3年ですでに3回目。来るたびに大気汚染が少なくなり、暮らしが豊かになっているのを感じます。
何よりも町が喧騒を極め、若い人が多く、タクシーを捕まえるのも大変なくらい活気が溢れています。アジアは本当に将来力がありますね~
さて、今回の会議では、3つの特別作業部会が開かれており、2020年までの温暖化防止の取り組みを議論する二つの場と、2020年以降の温暖化防止条約を議論する一つの場で、相変わらず複雑で困難な交渉が続いています。
今回の会議の焦点は、なんといっても、2020年に各国が公表している「削減目標」をいかに引き上げるか。
新たに立ち上がったダーバン・プラットフォーム作業部会では、2020年までの削減目標引き上げの話し合いと、2020年以降の新枠組におけるビジョンの話し合の二つに分かれて、本格的に議論が始まりました!
6月の国連会議では、非常に非建設的な雰囲気で、今やっと議論が流れ出したのを見るのはほっとします。
日本は2009年に「2020年に1990年比で25%の削減」を目標として世界に公表しましたが、ご存知のように今の国内では、この25%に到底届かない目標が、政府みずからが出したエネルギーと温暖化の「選択肢」として提示されています。
この目標の引き下げについては、まだ国際的には発表されていませんが、世界が目標の引き上げを話し合う中、どのように日本がその議論に貢献していけるのかが心配です。
今回の会議の注目点などくわしいことは、下記にありますので、よかったらぜひご覧ください!