地域の意識を変えて森を守る!ボルネオ島での環境教育


日本のみなさん、こんにちは。
ボルネオ島の東カリマンタンから、WWFインドネシアのスリ・ジミー・クスティニです。

私たちのフィールドは、豊かな熱帯林が今ものこる場所。昨年は、この地域では絶滅したと思われていたスマトラサイ(ボルネオサイ)が20年ぶりに発見され、世界中からも注目されました。

サイが減少した主要因は、角を狙った密猟ですが、ボルネオ島についていえば、森林伐採がその生息地を奪ったこともひとつの理由といえます。

インドネシアでは、地域の人々が主食の米の栽培や、家を建てる木材を採るため、あるいは高い現金収入があるパームヤシ農園をつくるために、森を切り開いてしまうことが少なくありません。

そこで私たちは、定期的に地域(ローカルコミュニティ)をまわり、この森がなぜ大事か、WWFが何をしようとしているか、彼らができることは何かなどを説明し、理解を得ようとしています。

また、こうした地域社会の現場では、共通して教育や医療の問題を抱えていることが多いため、英語や数学を教えたり、健康を維持するための予防知識を伝えたりもしています。

そうした際には、そのコミュニティの言葉で会話をすることもあります。 基本的に誰でもインドネシア語は話せますが、やはり自分たちの言葉のほうが理解が進みますし、親近感をもってくれるのです。多民族国家インドネシアならではの取り組みかもしれません。

地元ではまた、西クタイ県の県営ラジオの協力で、2012年から「104.1 Sendawar FM the Heart of Borneo」という番組での情報発信も続けています。テレビが買えなかったり、新聞が手に入らない遠隔地でも、ラジオなら普及しており、貴重なマスメディアとなっています。

日本の皆さんにも、私たちの取り組みや、守ろうとしている自然のことを、もっと知っていただければと思いますので、ぜひご注目くださいね!

川沿いに村が点在していることが多い

小学校での環境教育のようす

村の年長者と土地利用についてのディスカッション

県営ラジオ局での収録の様子

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