笛の音で語る未来。チャリティーコンサート@国立能楽堂にぜひお越しください!
2017/03/14
こんにちは、広報の松岡です。
みなさん、「能楽」を観たことはありますか?
能楽は、笛、小鼓、大鼓、太鼓のお囃子に合わせ、謡や舞でストーリーを表現する、日本の伝統芸能。
シンプルながらも華やかで力強く、雄大な音楽、謡や舞には、日本の美学がギュッと詰まっているように感じます。
そんな能楽の笛演奏家である、一噌幸弘さんによるチャリティーコンサートが、3月24日(金)に国立能楽堂で開催されます!
これは、地球温暖化を止めたい!という願いを込めて消灯するWWFのキャンペーン「アースアワー」の公式サポーターである一噌さんが、活動応援の一環として実施くださるもの。
日本アルプスに生息し、国内では温暖化によって危機にさらされている、高山の野鳥「ライチョウ」をテーマに制作された曲も、初披露されます。
安土桃山時代より続く能楽一噌流の継承者である一噌さんは、日ごろ演奏活動をする中で、ふと「日本人、特に若者の、日本の伝統音楽離れ」を寂しく感じることがあるそうです。
加えて、大の動物好きでもあり、日本の生きものが、自然環境の減少や地球温暖化、また元々はその生態系にいなかった外来種などの影響で、絶滅の危機に追い込まれている現状に、心を痛めてきたそう。
こうして日本の自然にご自身の想いを重ね、「自分にも何か出来ないか」とWWFに熱いメッセージを送ってくださったのが、この企画の始まりでした。
今回のコンサートは2部構成で、1部のテーマが「自然の恩恵と音楽」、2部のテーマが「世界の鳥」。
もともと自然や生きものを描写する表現が多い、音楽の世界。
地球の未来への願いは、一体どんな音色で語られるのでしょうか。
みなさんもぜひ、会場で体感してみてくださいね!