ボルネオ島の申年カレンダー


自然保護室の東梅です。
先日、ボルネオ島のマレーシア・サバ州にある、WWFマレーシアの事務所に行ってきました。

ここには、長らく私たちと一緒に森林の回復プロジェクトに取り組んできた、WWFマレーシアの仲間たちがいます。

今回の訪問の目的は彼らとの打ち合わせと、森の現場の確認でした。

この折、マレーシアのスタッフにもらった資料の中に、WWFマレーシアが発行しているニュースレターがありました。

雨でずぶ濡れの森の現場

面白いことに、その付録として小さなカレンダーが付いており、見てみると写真が全部サル、サル、サル! なんとマレーシア版の申年カレンダーでした。

しかも、登場するのは、ボルネオの固有種であるボルネオオランウータンやテングザルはもちろん、カニクイザル、ブタオザル、スローロリスなど、全てボルネオとマレー半島に生息するサルばかりです。

こうした熱帯の国の生きものの多様さは、サルひとつをとってみても明らかであることが分かります。

申年の小さなカレンダー。6種のサルが登場します

このカレンダーに登場するサルたちもそうですが、東南アジアの森に生息するサルは、今多くが熱帯林の消失と共に、絶滅の危機にさらされています。

一緒にもらったニュースレターには、そうした危機にある自然と、そこに生きる野生動物を守るために、フィールドで文字通り泥まみれになって奮戦するスタッフたちの手記もつづられていました。

急激な経済発展と共に押し寄せる乱開発の波をくいとめ、保護の成果を出すのは、非常に難しい取り組みです。

しかし諦めずに挑み続ける、そんな頼もしい海外の仲間たちと共に、私たちも頑張ってゆきたいと思います。

関連情報

破壊が進むボルネオの森

WWFマレーシアのニュースレター。現場に立つスタッフたちの想いが伝わってきます

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自然保護室長
東梅 貞義

これまでにウェットランド(湿地)や黄海の保全を担当。現在は各国WWFの保全活動のリーダーたちと連携した取り組みに力を入れています。

自然保護に取り組み30年近く。これまでのフィールドは、日本では南は石垣島のサンゴ礁から、北海道の風蓮湖まで、世界ではペンギンの生きる南米の海から、極東ロシアのトラの森、渡り鳥の楽園の黄海、そしてミャンマー・タイの東南アジア最大級の手つかずの森まで。野生生物と人の暮らしが交差する現場で、現地の人々や研究者、グローバル企業、国際機関の方々とご一緒に、自然保護と持続可能な未来を目指して日々取り組んでいます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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