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日傘男子!かっこいい最先端の「パリ協定」ファッション!


猛暑の夏がもうすぐそこに。
すでに梅雨時から真夏のような日差しが照り付けています。

昨年の2018年は全国各地で気温が40℃前後まで上がり、猛烈な暑さが続きましたね。

熱中症で搬送される救急患者数はなんと約9万5000人にも上りました(5~9月まで:総務省消防庁)

今年の夏は気象庁によると今のところ平年並みの予想となっていますが、今後は気候変動の影響によってさらに暑い夏が増えていきます。

もはや日本の夏においては、外に居るだけで熱中症になるような危険な猛暑に備えることが重要です。

そんな中、素敵な日傘男子を発見しました!

梅雨前に急に暑くなった日、環境省の審議会に行こうとしたら、同じく委員の早稲田大学の有村俊秀先生と駅でばったり。

しゃべりながら地下鉄の駅を出ると、有村先生はおもむろに折り畳みの日傘を取り出し、当然のようにさしたのです!

「お子さんたちが日傘をプレゼントしてくれた」と、とろけるような笑顔の有村先生

「お子さんたちが日傘をプレゼントしてくれた」と、とろけるような笑顔の有村先生

そのおしゃれなこと♪聞けば、父の日に娘さんと息子さんが「お父さんが熱中症にならないように」とプレゼントしてくれたそう。
お子さんたち、とっても正解です!

なぜならば日傘をさしたならば、体感温度も下がり、汗の量も約17%も下がるくらいの効果があることが分かっているからです(環境省調べ)。

有村先生につられてか、次の審議会には、環境省の鮎川智一さんも素敵な日傘を持参。日なたでポーズをとってくれました!

裏側がチェックになっているお洒落な日傘をさす環境省の鮎川氏

裏側がチェックになっているお洒落な日傘をさす環境省の鮎川氏

なんと素敵な日傘男子たち♪これこそ「パリ協定」時代の最先端ファッションです。

男子も夏にはぜひ日傘を持ち歩きましょう。これは日焼け止めではなく、「猛暑から命を守る」ことなのです。

大切なパパやパートナー、連れ合いの方へのプレゼントには、愛をこめて日傘を贈ってみたらいかがでしょうか? その際には遮熱効果の高い傘を選んでくださいね。

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専門ディレクター(環境・エネルギー)
小西 雅子

博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。昭和女子大学特命教授、京都大学院特任教授兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005 年に国際 NGO の WWF ジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び国内外の環境・エネルギー政策。2002 年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員なども務めている。著書『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波書店 2021)など多数。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

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環境保全団体です。

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