まだ時差ボケは残っていますが...


温暖化担当の山岸です。
涼しいドイツ・ボンでの国連会議から、蒸し暑い東京に戻ってきて、はや1週間。気温の変化はなんとか慣れましたが、まだ時差ぼけが直らずにちょっと苦しんでいます。

今回の会議は、私がこれまで参加してきた中でも、かなり低調な会議でした。しかも、非公開の会合が多かったので、情報が少なくて苦労しました…
最後の総会では「進展の遅さに懸念を抱いた」と多くの国々が言っていたので、教訓を活かし、次回はもう少しペースをアップして欲しいと思います。

その国連会議の報告を書きました。

こちらのブログでもちょっとだけ様子をご紹介しましたが、「もう少し詳しく知りたい」という方のために、専門的な部分も含めて解説をしています。

この分野は、まるでそれが義務であるかのごとく(!?)、専門用語の略語が生み出され続け、状況もどんどん複雑化していくので、説明を書くときはいつも苦労します。

でも、世界の代表たちが議論し、交渉している内容は、地球上の人々全てにとって大事なことです。少しでも多くの方に関心を持っていただければと思っています。
お時間があればぜひ読んで、コメントいただけると幸いです。

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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