バンコク会議のNGO報告会を開催しました


広報担当の新井です。
2011年4月11日に、気候変動枠組条約の特別作業部会(バンコク会議)の報告会を開催しました。実際に会議に参加した、WWFをはじめとする日本のNGOスタッフによる報告会です。産業界、報道機関、大学・研究機関の関係者など、約60人の方がご参加くださいました。

バンコク会議は、すでに新聞報道やインターネット上にも情報が出ている通り、今回の会議は「議題を決めて終わり」というほとんど進展のないものでした。

なぜそうなったのか、COP17での合意に向けどんな課題が明らかになったのか。2011年4月19日に開催した報告会では、参加したNGOの生の報告から、交渉の難しさや途上国と先進国の駆け引きなど、国際会議の様子をお伝えしました。

また、質疑応答では、福島第一原発の事故が国際社会に及ぼす影響についての質問も出るなど、現在の震災に関連した課題が話題となりました。

東日本大震災後のこの状況下では、長期的な地球温暖化問題の議論は後でという雰囲気が国内にあるのは仕方ないかも知れません。しかし、それを理由として、貧しい国が真っ先に被害を受ける地球温暖化という問題に背を向けることは、果たして日本が目指すべき復興なのか。

日本が地球温暖化防止のために掲げた「2020年に25%削減」という目標を下げることなく、どうやったら、原発に頼らずに、再生可能エネルギーと省エネによる低炭素社会を実現できるのか。政府、産業界、市民が、真剣に考え、行動しなければならないし、私たちNGOの責務は重大だと、改めて肝に銘じた報告会でした。

 

タイのバンコクでの会議の様子

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報告するCASAの早川さんとWWFの温暖化担当の山岸

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C&M室 メディアグループ所属
新井 秀子

WWFの活動情報を主に報道関係者向けに発信しています。

地球環境問題に取組む研究者になろうと決意して、民間企業を辞めて大学院に。在学中に霞ヶ浦流域河川の市民調査に携わり、市民活動の意義を体得。水質調査に行ったフィリピンで褐色の山々に衝撃を受け、何とかしたいと、研究者の道よりWWFを選択。あきらめずに一歩ずつ進んでいます。

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