5月22日は「生物多様性の日」


自然保護室の前川です。
5月22日は国連が定める「国際生物多様性の日」。地球上の生物多様性の危機と、それを守ってゆくことの大切さを考える日、とされています。

毎年、この日には、世界の各地で生物多様性の重要性を伝えるための企画が行なわれ、日本各地でもさまざまなイベントが開催されるようです。

東京ではその一つとして、環境省や国連生物多様性の10年日本委員会等が主催する記念シンポジウムが開かれます。

今年のテーマは「三陸復興国立公園の創設から考える生態系サービスの強化と持続可能な地域社会の構築」です。

WWFジャパンも、このシンポジウムにパネリストとして参加し、現在取り組んでいる「暮らしと自然の復興プロジェクト」の実施地域である、宮城県南三陸町での活動について紹介します。

南三陸町の戸倉地域では、震災後、漁協が率先して養殖密度を削減。環境に合わせた、高品質な水産物作りに着手しています。

震災前に戻すのではなく、より新たな未来に向けた、自然との共存を目指した取り組みです。

この戸倉の漁協の皆さんの取り組みが、環境にも配慮した、国際的な養殖の環境基準である「ASC認証」を参考にし、評価と改善プロジェクトの立案と実施を行なうことで、さらに持続可能な産業へと進展するように、私たちも支援してゆきたいと考えています。

震災から2年あまりが過ぎ、被災地は依然として多くの課題を抱えつつも、復興に向けさまざまな取り組みが実施されています。

震災を契機にどのような社会へと復興すべきなのか。その中で、「生物多様性」とどう向き合い、どう活かしていくのか。皆さんと考えていければと思います。

 

南三陸の海

豊かな海の恵みを支えているのは生物多様性の力です

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海洋水産グループ グループ長
前川 聡

修士(動物学・北海道大学)
渡り性水鳥の全国調査および国際保全プログラムのコーディネーター業務、WWFサンゴ礁保護研究センター(沖縄県石垣島)での住民参加型の環境調査および普及啓発業務、海洋保護区の設定および管理状況の評価業務等に従事後、2011年より東日本大震災復興支援プロジェクトと水産エコラベルの普及および取得支援に携わる。養殖業成長産業化推進協議会委員。

日本各地の漁師町を訪ねては、持続的な養殖や漁業の推進のために関係者の方々と話し合いをしています。道すがら、普段はなかなか見ることができない風景や鳥を見つけては、一人ほくそえんでいます。もちろん、新鮮な魚介とお酒も! 健康診断の数値が気になるAround Fifty

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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