ペルー、リマにて。南米最大の気候マーチ


国連の気候変動会議(COP20)が開かれているペルーのリマより、温暖化担当の山岸です。

12月10日は、世界人権デー。1948年、国連で世界人権宣言が採択された記念すべき日です。

この日を含む1週間は日本でも人権週間に指定されていますが、COP20の開催地、リマでは「ピープルズ・サミット」という行事が行なわれています。

世界各国で被害が広がり、深刻化するにともない、地球温暖化は環境問題にとどまらず、人権問題としてもとらえられるようになりました。

WWFチームは「人類社会を救え」というメッセージのTシャツを着て、横断幕を持って歩きました

そのため、人権保護活動に取り組む世界の250のNGOと国連人権理事会の76人の委員が、この日に合わせて、気候変動の国際交渉に人権問題を反映させるよう求めたと報じられています。

そして、ここリマでは、南米最大の規模となる「気候マーチ(行進)」が行なわれました。

ペルー全土、そして南米各国からもリマに駆けつけた市民はおよそ1万5,000人。世界中の市民団体のメンバーたちも会場の外へと飛び出し、明るい太陽の下、マーチに加わりました。

マーチのゴール、サン・マルティノ広場を埋め尽くす参加者

多くの参加者は温暖化防止を求めるメッセージを文字や絵、衣装やオブジェなどで表現しています。

その後、先住民のグループに先導されてゆっくり歩き始めると、「今こそ行動しよう」、「再生可能エネルギー100%の未来を」などと声を合わせて唱和し、あるいは楽器を奏で、楽しく歌い、踊りながら、およそ2時間をかけて中心市街地を練り歩きました。

科学者は気候変動に関する最新の研究成果を示し、世界の市民は行進でその防止を求める意志を表明しました。

民俗楽器を演奏しながら歩く人々

人出を当て込んで、チュロスなどのスナックや飲み物の売り子も現れた

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自然保護室 気候変動・エネルギーグループ所属
山岸 尚之

国連交渉や国内の気候・エネルギー政策でのアドボカシー(提言)活動を担当。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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