多様な地球の自然環境


地球上の自然には、生物が豊かな熱帯林やサンゴ礁はもちろんのこと、砂漠や南極の海など、単に生物種の多さだけではその貴重さが判断できない環境が、数多く含まれています。環境保全に取り組もうとする時、これらの自然の多様性や違い、特徴を、きちんと踏まえた上で、活動を行なう必要があります。

代表的な地球上の植生

大きく地球の植生を色分けすると、下の地図のようになります。
もちろん、詳しく見てゆくと、その地域の標高や気候によって、限られた範囲の中にも、多様な景観が存在することが分かるでしょう。これらの植生の特徴や多様性は、それぞれの場所に生息・生育する、動植物の種類、数などによっても現わされています。

byome-map.gif

bio01.gif 山地

標高が高く、年間を通じて、低温や強風、乾燥にさらされる厳しい環境です。丈の低い植物や、塊状になる植物が生育します。

bio01a.jpg

bio02.gif ツンドラ

一年を通して寒冷で、土壌に水分が多く、地下に永久凍土層があるため、樹木が深く根を張れません。草本や、地面にへばりつくような低い植物が大地を覆います。

bio02a.jpg

bio03.gif 亜寒帯林

北半球のみに見られる森林の植生です。ツンドラの南に広がり、低温の季節が長く、豪雪地帯も広く含まれます。主要な樹種は、針葉樹です。

bio03a.jpg

bio04.gif 温帯林

年間を通して一定の降雨がある地域には、落葉広葉樹林。雨量の多い地域には、常緑針葉樹林や照葉樹林。比較的寒冷な地域には常緑針葉樹林と、多様な植物が見られます。

bio04a.jpg

 温帯草原

温帯の中で気候が乾燥しており、背の高い樹木による森林が形成されにくい地帯に、広く見られます。イネ科の植物が中心となった草原の環境です。

bio05a.jpg

bio06.gif 熱帯林

赤道周辺に発達し、高温多湿の地域に見られます。高さ40m~15mにおよぶ、樹上を中心とした生態系が広がり、生存する野生生物の種数の多様さは、地球上でも屈指の豊かさを誇ります。

bio06a.jpg

bio07.gif サバンナ

熱帯に発達する草原の環境で、樹木が点在します。年間を通じて高温ですが、夏の一時期に降雨がある以外は乾燥しており、雨期と乾期がはっきりと分かれています。

bio07a.jpg

bio08.gif 低木林

夏は高温で乾燥しており、冬は温暖で湿潤。干ばつに強い、硬い小形の葉を持つ低木が多く育ちます。主に、地中海を中心とした地域に、広く見られる植生です。

bio08a.jpg

bio09.gif 砂漠

非常に乾燥した地域で、一部の例外を除いて高温の地域に見られます。代表的な植物は、サボテンや少ない雨を待って発芽する一年生植物(一年で枯死する植物)など。

bio09a.jpg
  • ※ここでいう「砂漠」には、現在広がりつつある砂漠化した地域は含まれません。砂漠化とは「乾燥、半乾燥、ならびに乾燥半湿潤地域においてみられる、主に不適切な人為インパクトによって生じる土地荒廃である」(UNEP,1911)と定義されており、長い目の自然の営みによって成立した砂漠とは区別されるべきものです。

bio10.gif 海洋

気候、海流、陸からの距離、深さなどにより、海には海の多様な生態系が存在しています。

bio10a.jpg

 

 

関連情報地球上で見られる生態域

 

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP