「全国高校生エコ・アクション・プロジェクト」発表会に参加しました
2012/02/20
2012年2月、東京で「第二回高校生環境活動発表会 全国大会」が開催されました。これは、2011年度に実践された、「全国高校生エコ・アクション・プロジェクト」の中から、特に優れた例を発表するイベントです。WWFジャパンのスタッフも、その審査員として参加。また、地球温暖化防止についての講義も行ないました。
地球環境の保全に向けた高校生たちの意欲的な取り組み
「全国高校生エコ・アクション・プロジェクト」は、文化放送とNPO法人学校マルチメディアネットワーク支援センターが、高校生による環境活動を支援する活動です。
WWFジャパンは、これまで、高校生に地球温暖化の現状や国際的な取組に関する情報をお伝えするため、ウェブサイトにコラムを提供したり、環境活動の発表会でセミナー講師を務めるなど、この活動に協力してきました。
今年は、これに関連した企画として、2012年2月10日と11日に東京で、「第二回高校生環境活動発表会 全国大会」(環境省後援)が開催されました。
これは、全国各地の高校生による、エコ・アクション・プロジェクトの中から選ばれた、特に優れたプロジェクトを発表する場です。
この日は、地球温暖化の防止や生物多様性の保全を念頭に、日頃から活動する全国6地区から選ばれた15校が集まりました。
前半の10日はセミナーがあり、英国大使館とWWFジャパンが、地球温暖化とエネルギー問題について講義。国連の「気候変動枠組み条約」に基づいて、日本や英国を含め世界が地球温暖化問題にどう取り組み、今どうなっているのか、2010年末の第17回締約国会議(COP17)の結果を受けて、お話ししました。
参加されていた高校生の皆さんは、いずれも熱心に耳を傾け、質疑応答は排出権取引制度やエネルギー政策などに及びました。
2日目は、エコ・アクションに取り組む高校生たちのグループによる発表があり、WWFジャパンのスタッフも、その審査員として参加しました。
高校生の皆さんは、自分たちの活動について、工夫を凝らしたプレゼンテーションを披露。内容はいずれも、地元での課題解決型の活動で、企業との連携や社会と繋がった活動の例が見受けられました。
2012年は、6月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで「リオ+20・国連持続可能な開発のための世界会議」が開催されます。1992年に、同じくブラジルで開かれた「地球サミット」を機に誕生した、世界の地球温暖化防止のための約束を定める「気候変動枠組み条約」のスタートからも、20年が経ちました。
高校生の皆さんは、当時まだ生まれていなかったことと思いますが、この「リオ+20」についても関心を向け、自身のエコ・アクションをより大きく、良いものにしていただきたいと思います。
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