「パリ協定」後初の参院選!


温暖化・エネルギー担当の山岸です。

今週末、7月10日は参議院議員選挙です。

世間では「選挙権年齢が18歳以上となって初の選挙」ということが話題になっていますが、実は「パリ協定」が採択されて以降、初の国政選挙(補欠選挙を除く)でもあります。

パリ協定という歴史的な国際合意を経ても、日本国内での温暖化対策の議論は今一つ盛り上がっていません。

そこで、私たちは、各党が、温暖化対策やエネルギー問題について、どのように述べているのか、選挙公約などを比較してみました。

結果は・・・残念ながら、各党とも、地球温暖化対策を前面に出しているところは少ない状況です。

一覧表にまとめてありますので、ぜひご参考ください。

私たち選挙民が、温暖化対策・エネルギー対策を、国会議員選択の基準としてとりいれていかなければ、国の政策で重要な分野として取り上げられることは期待できません。

今週末、ぜひ選挙に行って、温暖化対策、自然保護、持続可能な社会の構築に前向きであるかどうかを、候補者選択の基準の1つとしてみてください。

その1票から、社会が変わっていくはずです。

各党の温暖化対策・エネルギー政策の比較はこちら

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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