3月3日は「世界野生生物の日」!


本日は「世界野生生物の日」。
今年で4回目を迎えました。皆さん憶えてくださいましたか?

多様な自然の中で生きる世界の動植物を大切にし、深刻化する密猟や密輸などの問題が広く認知されるようにと、2013年の国連総会で採択され制定されました。

今年のキーワードは「若者」。

将来の世界を担う若い人たちに、野生生物に関する課題についてより深く知ってもらいたい、そんな思いが込められているそうです。

これに通じた取り組みとして、私たちトラフィックとWWFでは、新しいレンジャーの訓練ガイドラインの制作を支援、発表しました。

これは実際に、国立公園などの保護区の現場で活動するレンジャーを育成するためのものです。

時に危険が伴うレンジャーの仕事は、一つではありません。

密猟者の取り締まりや、罠の撤去、また住民と野生動物の衝突(コンフリクト)の回避など、やることはたくさんあります。

またその背景には、貧困などの社会的な要素も関わっています。

ガイドラインの発表に先立って行われた、レンジャー向けのアンケートでも、現場の活動に加え、法律の執行に従事する人への訓練や、保障の大切さも指摘されました。

生息地や違法な密輸ルート上で、保護活動に汗を流している現場の人々の状況は、なかなか私たちの目に見えるものではありません。

14もの団体の協力と、長年現場で活躍してきた名高いレンジャーの知見を集めて作られたこのガイドライン。

今後、参画している団体を通じて世界各地で活用されることになっています。

来年の「世界野生生物の日」には、野生生物の状況が少しでもよくなっているように。

私たちも、現場や執行機関の人々と協力しながら、その活動を支援していきます!(トラフィック 西野)

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森林・野生生物室 野生生物グループ TRAFFIC
西野 亮子

学士(芸術文化)
2009年よりTRAFFICにて広報分野を中心に従事し、イベント運営、出版物作成などワシントン条約に関する普及啓発に努める。2016年からは重点種(特に注力すべき種)プログラム推進に携わり、取引を中心とした現状調査を担当。2018年以降は、関係する行政機関や企業へ働きかけ、取り組み促進を促す活動に従事し、野生生物の違法取引(IWT)の撲滅、持続可能ではない野生生物取引削減を目指す。ワシントン条約第70回常設委員会参加。東京都象牙取引規制に関する有識者会議委員(2022年3月終了)

「野生生物を守る」ことを起点に、そこに暮らす人、その場所の環境、そして利用する側の意識、すべての段階で取り組みが必要です。生息地から市場まで、それらを繋ぐことが私の役割です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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