[COP10関連] 森林保全と温暖化防止を同時に進める!REDDプラスパートナーシップ


温暖化担当の小西です。
今日は、COP10で森林減少を防止する話し合いが特別に行なわれました。
REDDプラスパートナーシップと呼ばれる、温暖化の防止と森林保全を同時に進めるための会議です。

世界の森、特に生物多様性の宝庫でもある熱帯林は、違法伐採や無計画な焼畑農業などにより、急速に失われています。そこから排出される二酸化炭素の量は、世界の全排出量の2割を占めるほど。

しかも、熱帯林があるのはたいてい途上国で、経済的、技術的に、自力で森林を保全するのが難しい国々です。

そこで、REDDプラスパートナーシップでは、こうした途上国での取り組みを、先進国が支援するためのプランについて話し合いを行なっています。

日本政府は今日、パプアニューギニアと一緒に、会議の共同議長をつとめました。
会議では、アフリカやアジアの各国から訪れた多くの環境大臣が、口々に自国の森林の消失について危機感を表明。先進国とのパートナーシップに対する期待を述べました。

会議の最後では、共同議長サマリーが提出され、森林保全のための資金や活動について、情報を共有するウェブサイトを開設することや、実際にパートナーシップを活用したプロジェクトの実施を早急に促すことなどが宣言されました。

森林保全を通じて途上国と先進国の信頼が強まり、今年末のメキシコでの気候変動会議(COP16)の進展につながることが望まれます!

 

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WWFインターナショナルのゲリも会議場で発言。途上国で地元住民の十分意見を取り入れながら、森林減少防止の活動を早期に具体化してゆくことを促しました

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共同議長サマリーを提出する、前原外務大臣とパプアニューギニアの大臣

 

自然保護室所属 気候変動・エネルギーグループ所属
小西 雅子

国連交渉や国内政策提言に従事。近年は気象予報士として予測できる電源である再生可能エネルギーの拡大に強い関心。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

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