素晴らしき哉!ボルネオの森


森林担当の橋本です。
ボルネオ島のカリマンタンに行ってきました。ご一緒したのは京都大学農学部の北山兼弘先生らの調査チーム。マレー語も堪能な方々で、本当にお世話になりました。

今回訪れた場所は、島のど真ん中。ちょうどWWFその保全を勧めようとしている、「ハート・オブ・ボルネオ」と呼ばれるエリアの中です。

今回は伐採業者が持つ森の植生の調査の見学が主でしたが、入ってみた森は木材生産のための森林としてはよく管理されている印象を受けました。全く手つかずの森、という訳ではないのですが、林道から少し踏み込むと、森の雰囲気が大きく変わります。

以前伐採が行なわれた場所でもある程度森が回復していて、全て森を伐り尽くしてしまう「皆伐」ではなく、抜き切りを行なうだけでもこれほどに環境の回復状態を変えるのか、という事を、あらためて感じました。

森からつくられる紙などを無駄遣いしないことは大事ですが、絶対に使わないという暮らしもまた現実的には困難。最近は、森を守ることがそのまま、地球温暖化防止の取り組みとしても注目されていますが(「REDD+」といいます)、森を守りながら、温暖化を防いでゆくためにも、こうした自然環境に配慮しながら生産されている森の製品や商品を選び、使ってゆかねばなりません。

木材と温暖化、ボルネオの森と、消費国の日本。それは確かに、一つにつながっています。

 

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今回調査した伐採地で出会った巨木。この木は守られており、伐られることはありません。

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自然保護室 森林グループ所属
橋本 務太

主にスマトラのプロジェクトと、日本で木材を適切に利用する活動を担当。

森林を保全するためには、現場に出てみることが大切。簡単には正解が見えない仕事ですが、どうずれば良いかみんなで考え、試しの繰り返しで成果が出たときが一番嬉しいです。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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