震災前に逆戻り?「エネルギー基本計画」に意見を出しませんか?


温暖化・エネルギー担当の山岸です。
今日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。

あとはゆっくりと行きたいところですが、ちょっと皆さんに注目して頂きたいことがあります。

震災・原発事故以降、2年以上見直しが続いていた「エネルギー基本計画」が、年明けに政府でまとまる見通しです。

震災・原発事故以後の、日本のエネルギー政策の基本方針が決まるのです。これ、ホントはとても日本にとっては大事なことです。

これまでの議論は主に経済産業省の審議会で行なわれてました。そこが作った原案も既に公表されて、一般からの意見募集が行なわれています。

でも、その原案の中身は、まるで震災・原発事故前に回帰したかのよう。

自然エネの目標もないし、省エネの目標もありません。温暖化対策はおまけみたいなあつかい。

原子力も、依存度は低減するといいながら、「基盤となる重要なベース電源」と位置づけてしまい、廃止の方向が出てません。この2年間の議論はなんであったのかという思いを拭い切れません。

しかも、委員会の原案が合意されたのは12月13日であったにもかかわらず、一般からの意見募集期限は1月6日。期間は、1か月もありません。

大事な日本のエネルギーの将来に対する議論について、どれくらい真剣に国民の意見を聞くつもりがあるのか、正直疑問です。

それでも、言うべきことは、言わねばなりません。

こちらのページに、少し詳しく意見募集と提出方法を書きました。すごく簡単です。一言でもいいので、ちょっとでもお時間があったら、ぜひ出してみて下さい。

エネルギー基本計画に対する意見を出そう!

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気候エネルギー・海洋水産室長
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より気候エネルギー・海洋水産室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

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環境保全団体です。

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