ペルーより、COP20が開幕しました


国連の気候変動会議(COP20)が開催されている南米ペルーの首都リマより、温暖化担当の山岸です。

初日となった1日、前日まで空をおおっていた雲が消え、リマの朝はCOP20の開幕を祝福するかのように晴れあがりました。

この日、会議の参加者たちは会場の入口で、「気候のための断食」を呼びかける若者たちに迎えられました。

昨年フィリピンを襲った台風30号の被害者に連帯するために始まったこの活動は、毎月1日に世界中の気候災害の被害者に思いをはせながら食を断つ行動として定着しています。

COPの開会式と重なったこの日、若者たちは各国政府に対して気候災害の被害者の声に耳を傾け、交渉を前進させるよう訴えていました。

気候変動の国連交渉は、来年12月にフランス・パリで開催されるCOP21で、2020年から始まる新しい国際枠組みに合意することをめざして進められています。

そのためには、このCOP20で、2020年からの新しい国際枠組みの骨格、とりわけ各国の排出量削減目標、そして2020年までの排出削減について議論を尽くし、成果を出さなければなりません。

この日行なわれた開会式では、世界の市民社会を代表してWWFペルーのアレハンドラ・ワタナベが、パリ合意には、「遅くとも2050年までに化石燃料からの温室効果ガスの排出を段階的に廃止し、エネルギーの100%再生可能エネルギーに転換する長期目標を含めるべきだ」と意見を述べました。

UNFCCC(気候変動枠組み条約)事務局長のクリスチアーナ・フィゲレス事務局長は、各国の交渉官に対して、ペルーが世界に誇るナスカの地上絵のように「新しい包括的な合意に向けた行動の主要な線を描く」よう訴えました。

各国はこの2週間で、地上絵のように美しい下絵を完成させなければなりません。

【関連情報】

会議場へ向かう

「気候のための断食」を呼びかける若者たち

始まったCOP20

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自然保護室 気候変動・エネルギーグループ所属
山岸 尚之

国連交渉や国内の気候・エネルギー政策でのアドボカシー(提言)活動を担当。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

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