メルケル首相が来日。今年のG7の重要テーマは温暖化!


温暖化担当の山岸です。
今日から、ドイツのメルケル首相が来日しています。

安倍首相との会合はこれからのようですが、今朝、一般向けの講演会でスピーチが行われました。

メルケル首相の来日は、7年前の洞爺湖サミット以来ですが、今回の来日の背景には、今年6月にドイツで開催されるG7があります。

スピーチでは、両国に共通する安全保障・経済など様々な問題が語られましたが、その中でも、今年のドイツG7で「鍵となる」テーマは「温暖化」であると強調しておられました。

今年12月にフランス・パリで開催される国連気候変動会議では、地球温暖化に関する2020年以降の新しい国際枠組みの合意が目指されています。

メルケル首相からは、ドイツでのG7が、パリ会議に向けて首脳レベルからのメッセージを打ち出す大事な機会であるという認識がうかがえます。

そのために重要なのは、やはり、各国の排出量削減目標を含む国別目標案です。

ドイツを含むEUでは、すでにEU28カ国全体としての目標(2030年までに1990年比で少なくとも40%削減)が合意され、先週末に目標案が国連に提出されています。

これは、2年前の国連会議で、なるべく今年の3月末までに目標案を出しましょうと合意したことを受けてのことです。

ひるがえって日本では、目標の議論自体は政府審議会で始まっているものの、残念ながら国内であまり関心を呼んでおらず、切迫感も感じられないのが実情です。

今年12月に温暖化対策のための国際的枠組みに合意するためには、当然、自国がどう貢献するのかを示さなくてはなりません。

日本でも、この議論はもっと注目を集めてよいはずです。

2014年12月にペルー・リマで行われた国連気候変動会議の様子

そんな想いを込めて、WWFジャパンも先日、今年のG7を見据えてのレターを安倍首相宛にお送りしました。

また、今月には、他の環境NGOと合同で、この目標案についてのシンポジウムも開催します。ぜひ、ふるってご参加下さい。

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自然保護室 気候変動・エネルギーグループ所属
山岸 尚之

国連交渉や国内の気候・エネルギー政策でのアドボカシー(提言)活動を担当。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

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WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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