バレンタインデーには、 野生動物たちにも愛を!


今日はバレンタインデーですね!

日本のチョコレート市場は約5,560億円 でアジア最大だそう。

また、最近のトレンドはコンビニでもよく見かける「ハイカカオ」のようです。

私は、どちらかというとミルクチョコレートが好きなのですが、買うとなると躊躇してしまいます。

それは口どけが良いミルクチョコレートには、パーム油が使われていることが多いから。

パーム油生産のため切り拓かれた森。製品の原材料にある「植物油」「植物油脂」「ショートニング」という記述の正体が、実はパーム油です。チョコレートだけでなく、スナック菓子やアイスクリーム、パンなどにも使われています。

今、インドネシアやマレーシアでは、生物多様性の宝庫とされる熱帯林が、パーム油の原料となるアブラヤシの農園開発によって、広く失われているのです。

だだ、パーム油は世界一生産効率の良い植物油でもあります。

これを単純に他の油に切り替えようとすれば、さらに広い栽培面積が必要になり、新たな自然破壊が起きてしまうかもしれません 。

そこでWWFは、「環境や社会に配慮して生産されたパーム油」を使用した製品にラベルが付されるRSPOという認証制度を推進しています。

WWFインドネシアのスタッフが見せてくれた熱帯林の写真。森林破壊の現場にはよく出張していますが、こうした豊かな森の姿は、残念ながらまだ見たことがありません。

持続可能 な証であるこのRSPO認証油を使うことが、ヨーロッパではスタンダードになりつつありますが、日本での認知はまだまだ。

お店でこのラベルが付いた食品を見つけることは難しい一方、企業も消費者からの 要望が少ないため、本格的な導入を躊躇している状況です。

日本の店頭には、今も問題のあるパーム油を使ったチョコレートが、数多く並んでいます。

でも、せっかくあげるチョコレートなら、私は森や野生動物の命を守って作られた製品を選びたいと思います。

RSPOの認証マーク。よく探すと、このマークが入った製品が見つかるかも!?

もし、皆さんが同じお気持ちを持ってくれるなら、チョコレートのメーカーに、RSPO認証を取った商品を扱うように声を届けてください。

日本の大きなチョコレート市場からも、パーム油の問題を解決するための変化をもたらしたいです。(自然保護室 伊藤)

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スマトラの森に生きるアジアゾウ。熱帯林の消失は、森を生息域として暮らす野生動物の命に直結する問題です。

WWFの通販「パンダショップ」で販売している「フェアトレード認証」のチョコレート。この認証は児童労働が行なわれていないことや、生産者が公正な賃金を得られていることの証です。これも自然保護と同時に大事な生産の視点です。ぜひお買い求めください。

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自然保護室 森林グループ所属
伊藤 小百合

消費者向けのアウトリーチと、フィールドでの活動を発信するコミュニケーションを担当。

ツンドラでの植生調査、在来種の苗木屋さん、科学館職員を経て、このお仕事に就きました。新しく知るだけでは、変えられない世界があるから、誰もができるアクションをおみやげにできるようなコミュニケーションが目標です。

人と自然が調和して
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WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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