冬のロシアで1カ月待ち!?野生のアムールヒョウの撮影談


こんにちは、広報室の山本です。

先日、WWFジャパンが支援している、極東ロシアの「ヒョウの森国立公園」の活動現場に行ってきました。

その折、以前、野生のアムールヒョウの貴重な子育ての様子が動画におさめられた、「ヒョウの洞窟」へ、案内してもらう機会がありました。

国立公園のガイドに案内され現場に着くと、そこにはアムールヒョウの足跡や、通った道、そしてアムールヒョウが食べたシカの骨などの痕跡がまだ残っていました。

しかし、さすがに最大でも80頭ほどしかいないアムールヒョウ。

野生の個体を実際に見るのは、容易な事ではありません。実際、その姿をカメラに収めるには、この現場で数週間!気配を消すようにして、じっと待ち続けねばならないのです。

ヒョウの洞窟

撮影ポイント。中央の岩の上にヒョウが来るそうです

そんなわけで、現地のカメラマンに教えてもらった撮影に必要なことは以下の3つ。

まず「忍耐力」。
ヒョウが現れるのを狭い小屋(ほとんど独房!)の中で孤独に耐えながら、待たねばなりません。ちなみに、撮影のベストシーズンは冬です...

次に「観察眼」。ヒョウが現れた足跡や糞などの痕跡。これを見逃してはいけません。

最後に「決して焦らないこと」。1カ月以上待つのも普通とのこと。私はどうも耐えられそうにありません(笑)。

WWFロシアの仲間たちの頑張りのおかげで、近年アムールヒョウは着実に数が増えています。

とはいえ、野生は甘くありません。そうそう簡単に見たり撮影できたりするものではない、ということは、今回現場で話を聞き、あらためて実感しました。

私たちのウェブサイトや印刷物では、しばしばアムールヒョウの写真や動画をご紹介していますが、この一枚を撮るために、カメラマンがどれほどの苦労をしているのか!

目にされた折には、皆さまにも思い出していただけたら幸いです。

撮影小屋。撮影は、自動カメラと人によるカメラを併用して行なわれます。 自動撮影カメラは木に仕掛けられ、人は小屋でじっと待機します

小屋の中。狭っ!!ここで冬に一カ月...

関連記事

C&M室 メディアグループ所属
山本 亜沙美

プレス担当。

海洋生物学が専門のリケジョな広報プレス担当です!この仕事に就くキッカケとなった海牛類のマナティとジュゴンなどモフモフよりもヌメッとした動物が好みですが、最近パンダに浮気中。『ゆるく完璧に』中立的な目線でWWFとみなさまをつなぐ仕事をしています♪

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP