「地球の自然を守る」ということ


先日、IUCN(国際自然保護連合)主催の勉強会に参加して来ました。

この勉強会の目的は、大きな節目である2020年を前に、自然保護の歴史を振り返ろうというもの。

省庁、企業、団体などさまざまな立場の意見を伺うことができました。

特に印象深かったのは、そうした活動の中で「やっとNGOがモノを言える時代になってきた」ということです。

一度日本で絶滅し、野生への再導入が進むトキ。その保護には民間レベルでの取り組みも大きく貢献しました。

「非政府組織」を意味するNGOは、政府でも企業でもない立場だからこそ、客観的で自由な意見を述べることができます。

とはいえ、実際に「話を聞いてもらう」「専門家として信用してもらう」のは大変なこと。

特に、「環境保全」や「自然保護」という言葉が、まだ一般的でなかった1970年代頃には、NGOの活動や考えを理解してもらうのにとても苦労した、という話が参加者の間からも聞かれました。

私たちWWFも、そんな歴史を歩んできたNGOのひとつ。

そして、この50年間に「地球の環境を守る」ことの大切さは確実に広まり、多くの企業や政府機関が、時にはNGOと共同で、そうした活動に取り組むようになりました。

個体数が減り、国の特別天然記念物にも指定されたニホンカモシカ。この動物をめぐる状況も、大きく変わってきました。

しかしその一方で、絶滅の危機にある野生生物の数は増え続け、森や海などの環境の悪化や、温暖化が進行しています。

地球を守る活動以上に、環境が受けているダメージの方が、まだ大きいのです。

2020年は、東京オリンピックの開催年であり、温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」の始まりの年でもあります。

手遅れになってしまわないように、また未来に希望が託せる2020年を迎えるためにも。

私たちみんなの手で、地球の環境を守ってゆく活動を広げてゆきたいと思います!(広報 松岡)。

関連情報

1971年、WWFジャパン設立当時に作られたパンダの募金箱。修理を重ねながら今も事務局に置かれています。

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C&M室 メディアグループ所属
松岡 永里子

プレス・映像担当。

長年氷上でアザラシを撮影している写真家の方に聞いた、撮影現場で着実に進む地球温暖化の影響にショックを受け、広報代理店から転職。難しい印象もある環境問題ですが、より多くの方に関心を持っていただけるような発信を目指しています。業務として始めた動画制作が今では趣味に。ドローンも練習中!

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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