ご支援のお願い 野生ネコの王国

いつか両親の生まれた山へ 3頭の仔ヒョウが誕生

2016年6月22日|三間

オリンピックの開催地として知られるロシアのソチから、嬉しいニュースが届きました。

ソチ国立公園内にある保護センターで、3頭のコーカサスヒョウの仔が生まれた、というものです。

ヒョウはアフリカからアジアにかけて広く分布しており、今のところ絶滅の危機はさほど高くありません。

しかし、各地域の亜種(種をさらに分けた分類)をみると、数が非常に減少している例が見られます。

たとえば、私たちWWFジャパンもその保護を直接支援している、極東ロシアのアムールヒョウ。

また、スリランカに生息するセイロンヒョウや、ジャワ島にいるジャワヒョウなども同様です。

西アジアのコーカサス山脈に生息するコーカサスヒョウもそうした亜種の一つで、乱獲や開発により激減。1960年代には一度、絶滅したともいわれました。

その後、再発見されたものの、現在も推定個体数はわずかに数十頭。

野生のままで守るのが最上ではありますが、それだけでは保護が難しいと判断されました。

そこで、WWFでは、ロシア科学アカデミーと協力し、このヒョウを人工飼育し、野生に戻す長期計画を立案。その実施に乗り出しました。

関係各国も国境を越えてこの希少な野生動物の保護に協力。今回も、山中でそれぞれ捕獲され、トルクメニスタンとイランからロシアに移された個体が、3頭の仔の両親となりました。

コーカサスの山

プロジェクトが良い形で継続できれば、いつかこの仔ヒョウたちが、コーカサスの山に返される日がくるでしょう。

もちろんそのためには、山の自然を豊かなまま守ってゆくことも必要です。

コーカサスのシンボルでもあるこの仔ヒョウたち。元気に大きくなってくれることを、日本からも祈りたいと思います。(広報室 三間)

カテゴリ: 三間 , 生きもの小ネタ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前後記事へのリンク


コメントする

最新のブログ記事

カテゴリ

アーカイブ

  • Facebook更新中! 当スタッフブログの情報も配信しています
  • 初めての方へ