生物多様性への理解度を上げる、はじめての「生物多様性」特設ページを 「EARTH HOUR 2023」に合わせて公開


公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWF ジャパン)は、はじめての「生物多様性」特設ページを、2023年3月25日(土)20:30~21:30に実施する「EARTH HOUR(アースアワー)」に合わせて公開しました。

EARTH HOUR は2007年の開始以来、主に気候変動の問題に注力してきましたが、2018年からは、自然や生物多様性の損失もテーマに含めています。
ここ数年で生物多様性への関心は高まっています*1が、その言葉の意味を知っている人は約3割にとどまっています*2。一方で、世界の生物多様性の豊かさを示す数値は過去50年間で69%低下しており*3、2030までに生物多様性の損失を回復軌道に乗せる「ネイチャー・ポジティブ」の目標を達成するためには、2023年を変革の年にしなければなりません。

そこでWWFジャパンは「EARTH HOUR 2023」に合わせて、生物多様性への理解を促す特設ページ、はじめての「生物多様性」を公開しました。このページでは、生物多様性にはじめて触れる方に知って欲しいポイントをまとめています。

WWFジャパンはEARTH HOUR2023を通して、気候変動対策と生物多様性の保全を訴えていきます。

EARTH HOUR 2023に向けて、WWFジャパン顧問 前田智子さんからのメッセージ

©Chris Peppler's Office

「地球の健康を考えて」と言われると、大きく難しい問題に聞こえるでしょう。
「大切な人の健康を考えて」ならば?
私達は地球にあるものでできています。あなたに触れる風は、遠くの川や森の中の動物
の鼻先を、姿を変えながら旅してきた。
だから「地球の健康」「野生動物の健康」を考えることも、実は「大切な人の健康」を
考えることと、一繋ぎ。
世界が共に同じ問いを考える60分間。お料理しながら、お仕事の休憩中、この問いを反
芻してみてください。謎を解くように語らってみてください。
電気を消す。毎日何気なくすることが、考えてみようと決意した表明に。
まずは一緒に電気を消してみませんか?

■「EARTH HOUR 2023」実施概要
主催:公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
特別協賛:ソニーグループ株式会社、日産自動車株式会社、パナソニック ホールディングス株式会社、デル・テクノロジーズ株式会社、株式会社b-ex 他
協賛:キリンホールディングス株式会社、西武造園株式会社 他
後援:調整中

■EARTH HOUR(アースアワー)とは
世界中の人びとが同じ日・同じ時刻に消灯することで、地球温暖化防止と生物多様性の保全の意志を示す、世界最大級のグラスルーツイベントです。2007年にWWFオーストラリアで始まり、日本では、2010年からWWFジャパンが主体となり開催しています。2022年には過去最多となる全世界で192の国と地域が参加しました。毎年3月の最終土曜日の現地時間20:30を迎えた地域から順次消灯を行い、日付変更線に近い南太平洋諸国から地球を1周する消灯リレーを行います。
【EARTH HOUR2023 特設サイト】

■WWF(World Wide Fund for Nature)とは
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。急激に失われつつある生物多様性の豊かさの回復と、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けて、希少な野生生物の保全や、持続可能な生産と消費の促進を行なっています。活動はすべてサポーターの皆さまに支えられています。ぜひWWFをご支援ください。
【WWFジャパンウェブサイト】

*1「生物多様性」キーワードの過去5年間のGoogle Trendより
*2環境省『生物多様性に関する世論調査(令和4年7月調査)』より
*3WWF『生きている地球レポート2022』より

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP