池内タオル株式会社、日本初のWindMade企業に認定


共同記者発表資料 2013年6月3日

再生可能エネルギーの環境ラベル

2013年6月3日、池内タオル株式会社(本社:愛媛県今治市、社長:池内計司)は、日本企業として初めてWindMade(ウィンドメイド)の認証を取得しました。WindMadeとは、国連グローバル・コンパクトに認められた環境ラベルであり、風力エネルギーをはじめとした再生可能エネルギーの普及をグローバルに後押しし、気候変動問題の解決に貢献することを目的としています。環境保全団体・WWF(国際事務局:スイス、日本事務局:東京都港区、会長:德川恒孝)は、企業の再生可能エネルギーへの取り組みを加速するものとしてWindMadeの認証取得を奨励しており、このたびの池内タオル(株)の認証取得を歓迎します。

池内タオル株式会社に付与されたWindMadeラベル

日本のグリーン電力証書を活用

企業がWindMadeの認証を取得するには、電力消費に占める風力発電の割合が25%以上であることが求められます。池内タオル(株)は2002年以降、操業にともなう消費電力の100%を風力発電でまかなっており、この条件を余裕をもってクリアしました。同社が、2012年(1月~12月)に使用した電力は、工場やオフィスを含め合計23万kWhで、その全量を風力発電のみでまかなっています。池内タオル(株)の長年にわたるグリーンパワーの取り組みは、「風で織るタオル」という同社のキャッチコピーとともに、消費者にも広く知られるところであります。

WindMadeでは、再生可能電力の調達方法として、①自社の発電施設で発電、②外部からの長期の電力購入契約、③WindMadeが認めた環境に十分配慮した再生可能電力証書を購入、の3つの方法を認めています。池内タオル(株)では、日本のグリーン電力証書(③にあたる)という仕組みを活用しています。グリーン電力証書とは、再生可能エネルギーがもつ環境価値を証書として取り引きできるようにした制度です。自前の風車などを建てることがむずかしい場合でも、証書を購入することで、再生可能エネルギーを使用したとみなすことができます。また、証書の購入資金は、再生可能エネルギー事業に提供されるため、証書の購入によって国内の再生可能エネルギーの普及にも貢献することができます。

本日6月3日より14日まで、ドイツで国連気候変動ボン会議が開催されます。主要な論点として、気温上昇を2度未満に抑えるために必要な各国の削減目標の引き上げの議論がありますが、日本のように逆に目標を引き下げようとしている国もあり、議論は難航しています。WWFジャパン 気候変動・エネルギープロジェクトリーダーの池原庸介は、「池内タオル(株)をはじめ、長期的な視点を持った企業は、目先の利益だけにとらわれず、将来にわたる持続可能性をみすえて行動しています。日本をはじめ各国政府も、そのような取り組みをさらに加速させるべく、気候変動問題の真の解決に向けた前向きな議論を行うことを期待します」と述べています。

関係者のコメント

池内タオル株式会社社長:池内計司

「環境や事業の持続可能性を重視している当社は、持続可能な天然素材を持続可能な再生可能エネルギーで加工した製品を提供することに誇りをもっています。再生可能エネルギーの普及を後押しすることにより、今後、事業への悪影響が懸念される気候変動問題の解決にも貢献できます」

WindMade事務局CEO:ヘンリック・カフナー

「WindMadeは現在、世界中の持続可能性を重視する企業から関心をあつめています。持続可能な製造プロセスに全力を注ぎ、風力の利用により環境負荷の最小化に尽力する池内タオル(株)のような企業をパートナーに迎えることができ、喜ばしく思っています」

参考情報

WindMade(ウィンドメイド)

WindMade(事務局本部:ブリュッセル)は、風力エネルギーを積極的に利用している企業や製品などを認定する世界初の消費者向け環境ラベル。共同設立者には、国連グローバル・コンパクトやWWFインターナショナル、ヴェスタス(デンマークの風力発電機メーカー)、ブルームバーグなどが名を連ねる。WindMadeの認証を受けた企業は、自社が再生可能エネルギーの利用に積極的であることをアピールでき、また消費者にとっては、風力エネルギーを積極的に利用している企業や製品を選ぶ指針となる。

池内タオル株式会社

愛媛県今治市に本社を置くタオルメーカー(1953年創業)。最大限の安全と最小限の環境負荷、地球環境との調和を商品開発の基本としている。オーガニック・コットンを使用し、『風で織るタオル』で知られている。2002年以降、日本で初めて、工場やオフィスなど自社で使用するすべての電力を風力発電による電気のみでまかなっている。この電力には、秋田県の能代風力発電から生じるグリーン電力証書を利用。

WWF(世界自然保護基金)

世界100カ国以上に活動拠点をもつ環境保全団体(国際事務局:スイス)。地球の自然環境の悪化を食い止め、人類が自然と調和して生きる未来を築くことを使命としており、このために、①世界の生物多様性を守る、②再生可能な自然資源の持続可能な利用を推進する、③環境汚染と浪費的な消費の削減を推進する、などの活動を展開している。

この件に関するお問合せ:

●池内タオル株式会社/益永 Eメール:masunaga@ikeuchitowel.com /Tel: 0898-31-2255

●WWFジャパン広報室 Eメール:press@WWF.or.jp/Tel: 03-3769-1714

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP