即席麺業界で国内初 日清食品HDによる持続可能なパーム油の調達推進を歓迎


記者発表資料 2017年9月11日

本日(9月11日)、日清食品ホールディングス株式会社が、持続可能な調達方針の策定と共に、パーム油の国際的な認証制度であるRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟し、日清食品株式会社が即席麺業界としては国内で初めて、持続可能なパーム油の調達を開始することを発表しました。

WWFジャパンは、日清食品ホールディングス株式会社の持続可能なパーム油の調達推進を歓迎します。

世界で一番利用されている植物油であるパーム油は、インドネシアとマレーシアの二カ国に世界全体の生産量の約85%が集中しています。これらの国々では、パーム油を生産するために、1980年代以降、アブラヤシ農園の開発が急速かつ大規模に進められてきました。

その結果、熱帯林の破壊や野生生物の減少などの環境面の問題だけではなく、生産企業による強制労働や児童労働、土地の権利をめぐる現地住民との紛争といった社会問題が起きています。こうしたことを背景に、現地のコミュニティやNGOだけではなく、先進諸国からもパーム油生産は数多くの課題を抱えていると指摘されています。

これらの課題を解決する方法として、環境や社会に配慮して生産されたパーム油の利用を促進するため、2004年にRSPOが設立されました。近年、欧米を中心に世界中で導入が進んでいます。

日本ではこれまで、化成品業界を中心に持続可能なパーム油の調達に取り組まれてきました。この度、日清食品株式会社が即席麺業界としては国内で初めて持続可能なパーム油の調達を開始します。この取組を推進する中で、同社が数値目標を設定し、その進捗状況が公開されていくことが望まれます。また、これを契機として、食品・流通業界への更なる拡大と、消費者の認知向上が図られ、日本においても環境や社会に配慮した持続可能な調達が当たり前となっていくことを期待します。

RSPOについて

RSPOは、パーム油生産企業、メーカー、小売、環境団体などにより2004年に設立された非営利の会員組織で、本部はマレーシア・クアラルンプールにあります。RSPO認証を受けたアブラヤシ農園から生産されたパーム油と、認証された事業者が流通・加工した製品にはRSPO認証マークがつけられます。RSPOは持続可能なパーム油が標準となるよう市場を変革することを目標としており、現在3,500団体(うち、日本企業64社)が賛同し活動を推進しています。

お問い合せ先:

WWFジャパン森林グループ(担当:南 明紀子)
〒105-0014 東京都港区芝3-1-14 芝公園阪神ビル6F
Tel: 03-3769-1364 / Fax: 03-3769-1717 / Email: aminami@wwf.or.jp

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