2018年 WWFジャパンより 新年のご挨拶


明けましておめでとうございます。
WWFジャパン事務局のスタッフ一同を代表し、皆さまに新年のご挨拶を申し上げます。

昨年、このご挨拶をさせていただいてからの一年間、私たちが取り組む環境問題についてもさまざまなニュースがありました。

特に、日本を含む世界各地を襲った異常気象と、それに伴って発生した大規模な災害と甚大な被害のニュースは、皆さまのご記憶にも新しいことと思います。

こうした、異常気象の多くは現在、気候変動(地球温暖化)、すなわち「温室効果ガスの排出」という人類の行動の影響を受けていると考えられています。

毎日の気象報道が温暖化について触れることはさほど多くありませんが、これは土砂災害や気候などの、一見、自然破壊や環境問題と関係がなさそうに思えることが、実は深いつながりを持っていることを、如実に示す例といえるでしょう。

そうした地球環境への影響は、昨年発表された最新版のIUCN(国際自然保護連合)の「レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)」にも、色濃く表れる形となりました。

このリストに掲載された絶滅危機種の種数は、実に2万5,800種以上。まさに、繊細なバランスの上に成り立つ地球環境が、崩れようとしている現状を物語っています。

世界中を脅かすようになった環境問題について、近年は国際社会のリーダーたちも真剣な議論を交わすようになりました。

しかしそれでも、それぞれの国が背負っている国益や文化、宗教、経済や歴史背景などにより、人類共通の故郷である地球全体の環境保全には、残念ながらまだ足並みが揃いません。

私たちは、国境を超えた国際環境NGOという立場から、「地球益」を最優先に考え、国内外のフィールドを舞台に、世界に、各国に、またこの国の人たちに向けて、問題改善のための働きかけと提案を続けてゆきたいと思います。

希望と選択肢は、まだいくつもあるはずです。

その中から、世代を超えた地球の住民として、人類が正しい選択をしてゆけるように、ぜひ皆さまの声をお聞かせ頂ければと思います。

命豊かなこの星の自然を未来に引き継いでいけるように、スタッフ一同、本年も気持ちを新たに活動に取り組んで参りますので、変わらぬご理解とご支援のほどを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

WWFジャパン 事務局長 筒井隆司

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

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