本日刊行!『地球温暖化の目撃者』


こんにちは、温暖化チームの下元です。
ついに、できました! うちの小西をはじめ、WWFジャパンの温暖化チームが総力で手掛けた書籍『地球温暖化の目撃者』。今日から本屋さんに並びます。

原稿が全て完了する(脱稿といいます。今回初めて知りました。)まで実に4カ月。地球温暖化の証言をページ内に収まるように編成し、IPCC第4次報告書と照らし合わせ、書いてはまた書き直し… 出版局の編集担当者さんとのやり取りも本当に大変でした。

この本の自慢は、カラー写真が豊富ということなのですが、これもいざ本に載せるとなると、解像度が足りなかったり、もっといい写真が欲しいということになって、世界中の「目撃者」やWWFオフィスの担当者に問い合わせることに。連日大騒ぎでした。それでも、予想以上にいい写真が手に入った時は「聞いてみてよかった!」と嬉しくなりました。

内容については、こちらもこだわりまくって、しつこいほどあれこれ修正をお願いしたので、嫌われていたかもしれませんが(?)、ついに「最終稿」をFAXで送り、担当者さんから一言「お疲れさまでした」と言われた時は涙が出そうになりました。

そして、今週月曜日、担当者さんが事務所に、できたての本を持ってきてくれたのです。手に取った時には、もうみんな感激。解像度の悪かった写真も、見やすく仕上げていただきました。

温暖化の影響で苦しむ人たちの証言をまとめた本ですから、「きれいな本」というには語弊があるかもしれませんが、写真を多用し、図もイラストもカラーで揃えた、とてもわかりやすい1冊となっています。書店で見かけたらぜひ、手に取って見て下さい。

 

★11月に東京と大阪で開催する「温暖化の目撃者」シンポジウムにお越しいただいたWWF会員の皆さまには、会場で差し上げますので、ぜひお楽しみに!

 

この記事をシェアする

自然保護室(気候・エネルギー)
下元 清香

小学生の頃、図書館で地球環境問題の大きな本を手に取り、人口爆発の絵にショックを受けて以来、環境問題に細々と関心を持ち続けてきました。難しくなりがちな気候変動とエネルギーの問題を、多くの人にわかりやすく伝えたいと思っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP